1. トップ
  2. 【イベント報告】料理研究家・上田淳子さんの特別レッスン|あしたの家庭料理連動企画

【イベント報告】料理研究家・上田淳子さんの特別レッスン|あしたの家庭料理連動企画

  • 2026.3.6
撮影=セドリック・ディラドリアン

「婦人画報&美しいキモノプレミアム」では、2026年1月30日(金)、東京・西荻窪にある料理研究家・上田淳子さんのアトリエでワークショップを開催しました。本イベントはプレミアムメンバーズの皆さまに先行して募集を行った特別な企画。これまで限られた方々のために料理教室を開いてきた上田さんによる、一日限りの貴重なレッスンとなりました。

撮影=セドリック・ディラドリアン
撮影=セドリック・ディラドリアン

上田さんは、『婦人画報』本誌の連載「あしたの家庭料理」に登場いただいた料理研究家のひとりです。今回、『婦人画報』2024年8月号で紹介した7品の料理から4品をセレクトし、前菜からメイン、デザートへとコース仕立てで再構成いただきました。

撮影=セドリック・ディラドリアン

前菜からメインまで、料理を次々に紹介

レッスンは昼の部と夜の部の2回。 アトリエのドアを開けると、キッチンで準備を進める上田さんとアシスタントの皆さまの姿がありました。一皿目は、ズッキーニのカルパッチョです。

「ぜひ近くに来て、ご覧になってください」と上田さん。手際よく仕上げていく上田さんを見ようと、参加者の皆さまがキッチンに集まっていきます。「もてなしの席で先にこれを出しておけば大丈夫、というひと皿です。ズッキーニを薄切りにして冷蔵庫で冷やしておき、ゲストが到着するころを見計らって、オリーブオイルとチーズで仕上げます」

撮影=セドリック・ディラドリアン
撮影=セドリック・ディラドリアン

この後も上田さんは「冬素材のセビッチェ」ほか、明解にコツを伝えながら次々に作っていきます。まずはその様子をひと通り見て頭に入れてから、食事のときにあらためてお話を聞くというスタイルのレッスンとなりました。

撮影=セドリック・ディラドリアン

「セビッチェに使うお魚は、ライムの酸味もしくはレモンの酸味がとても合うものであれば、ゆでたたこ、鯛でもいいですし、赤身ならサーモンをおすすめします。まぐろは柑橘の酸がつくと中が赤くて表面が真っ白となって残念な感じになるのでおすすめしません。ポイントは必ず塩をして味を締め、なおかつ余分な塩をちょっと洗い流すこと。洗い流すのはもったいないと思われるかもしれませんし、それはご法度で拭くだけっていうレシピもいっぱいありますが、いつ誰がどう切ったかわからない魚だから洗ってもいいと思うんです。私たちだって汗だくで帰ってきたらシャワー浴びたいですよね。魚の切り身、今日は例えば鰆の切り身をバター焼きにしたい、鯛の切り身をアクアパッツァにしたいなというときも、少しの多めの塩をすり込んでしばらく置き、さっとゆすいでから作っていただくと、あのもわっとした魚臭さがなくなるので、ぜひやってみていただけたらと思います」

撮影=セドリック・ディラドリアン

「冬素材のセビッチェ」に続いて出てきたのは「ちょっとスペシャル洋風水餃子」。

撮影=セドリック・ディラドリアン

「水餃子は、塊肉を叩いて作るとより食感があっておいしいです。豚バラは脂っぽいので豚肩ロースを。切るのが面倒くさいなら、しゃぶしゃぶ用の薄切りでも大丈夫。中にしょうが、にんにくもお好みでどうぞ。私はニラでいきます。たくさんできたら保存袋に入れて冷凍し、何もないなというお昼にラーメンに浮かべたりしています。具を鶏にするなら胸肉やささみがあっさりしておすすめ、海老を豚に合わせてもおいしい」

撮影=セドリック・ディラドリアン

「豚肉で作るサルティンボッカ」は上田さんのスペシャリテのひとつです。本来、仔牛肉にセージと生ハムをのせて焼く料理ですが、ここでは豚肉を使います。

撮影=セドリック・ディラドリアン

「サルティンボッカは、まず豚の肩ロース肉の巻き終わりを押さえて焼き固めていただくのがポイントです。固まったらひっくり返しても剥がれにくくなります。裏表をこんがり焼き、白ワインを入れてしっかり煮詰めます。ワインを入れたら鍋を覗き込まないで!相当のアルコールが上がってきてむせますから気をつけてください。それからトマトを入れて火にかけます。トマト缶を使うと濃厚な味わい、フレッシュトマトなら爽やかな味わいに。湧いてきたら弱めの中火、5分くらいしたら適当に煮詰めて味を調えてお終いです。お好みのパスタと合わせても、残ったソースにご飯とチーズ入れてリゾット風にしてもおいしくいただけます」

撮影=セドリック・ディラドリアン

デモンストレーションののちに食卓へ

キッチンを離れてテーブルに着くと、次々に料理を仕上げて自ら配膳する上田さんとアシスタントの皆さん。レストランでコース料理を楽しむような時間が流れていきます。

撮影=セドリック・ディラドリアン
撮影=セドリック・ディラドリアン

デザートには、ゲストの皆さまへのお土産として準備した電子レンジ保温調理器「イルマリビングジャー」を使って作ったひと皿を、上田さんがこの日のために考えてくださいました。

撮影=セドリック・ディラドリアン

このキッチングッズは、材料を入れて電子レンジ加熱した内容器を、保温力に優れた魔法瓶構造の容器に入れて、保温調理する鍋です。

「最後に、みかんのコンポートをお楽しみください。みかんの実にシロップがほどよくしみ込んで、いつも普通に食べているのとは違う味に仕上がっていると思います。コンポートを作るのに、この調理器はとても便利かなと思いました。それから、ご飯も普通に炊けます。お米を研いで分量のお水を入れてレンジにかけ、熱くなったらそのまま置いておけばご飯が炊けるという感じなんです。炊飯器があるからそんなのはと思いますが、火口が足りないときこれでもご飯が炊けると思っていただくとよいと思います。あとは汁物、スープ、味噌汁の具を入れてある程度温まったけれど具のにんじんがまだ硬いといった状態でポンとレンジに入れていただくとこの中で具がしっかりと軟らかくなります。カレーにも向いているかもしれませんね。付属のレシピブックを見て試行錯誤していただくと楽しいかもしれません」

お話をしながら、上田さんは2時間前に炊いたご飯がきちんと温かいと、この調理器の保温力を見せてくださいました。

撮影=セドリック・ディラドリアン

紅茶とともにデザートを楽しんだあとは、上田さんへの質問が止みません。キッチンに立つときのささいな悩みから、食材選びや調理のコツなど、その内容は多彩。瞬く間に3時間近くが過ぎ、調理器のお土産を手に笑顔で挨拶を交わす皆さんの姿が印象的でした。

撮影=セドリック・ディラドリアン

「婦人画報&美しいキモノプレミアム」では、こうした人気料理研究家の特別レッスンをはじめ、さまざまな食の体験をいただけるイベントを今後も予定しています。こうした特別な集いは、プレミアムメンバーズの方々へ優先してご案内をさし上げております。皆さまもぜひプレミアムメンバーズの一員として、心豊かな体験への扉を開いてみてはいかがでしょうか。

過去のイベント記事はこちら

元記事で読む
の記事をもっとみる