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史上最大のユートピア”シェーカー教団”を築いた女性の物語『アン・リー/はじまりの物語』公開日が6月5日に決定!

  • 2026.2.26

ヴェネチア国際映画祭で最長となる15分間のスタンディングオベーションで迎えられた『アン・リー/はじまりの物語』。本作の公開が6月5日(金)に決定。あわせて、ポスタービジュアルと予告編が解禁となった。

【写真を見る】記者会見に監督と共に登壇したアン・リー役のアマンダ・セイフライド

18世紀という時代に、性差や人種を超えた人間の平等を唱え、自らをキリストの女性的化身と信じ、たった8人の信徒とアメリカに渡り、数々の受難にも耐えながら”シェーカー教団”と呼ばれる史上最大のユートピアを築いた女性、アン・リー。その精神的な影響のみならず、信仰から生まれたシンプルで美しいライフスタイル、機能的でモダンな木工品や家具など生活品の数々は”シェーカーズスタイル”と呼ばれ、日本を含む世界で今も大きな影響を与え続けている。時代を遥かに超える、彼女の情熱的な人生に魅了され、その類まれな物語を再現すべく、アカデミー賞に輝く『ブルータリスト』(24)のチームが再結集。監督は『ブルータリスト』で脚本を担当し、本作でもパートナーのブラディ・コーベットともに共同脚本、製作も兼ねるモナ・ファストヴォールド。彼女の華麗で大胆さを極めた世界観を、アカデミー賞受賞のダニエル・ブルームバーグの音楽、陶酔と恍惚をダイナミックに再現するセリア・ローソン=ホールの振り付け、100%フィルム撮影による荘厳で深みのある映像で完全映像化した。

リーを演じるのは、『マンマ・ミーア!』(08)、『レ・ミゼラブル』(19)などで高く評価され、『Mank/マンク』(20)でついにアカデミー賞ノミネートをはたしたアマンダ・セイフライド。伝説の女性の優しさ、思いやりから、その強さ、狂気までキャリアベストの熱演で演じきり、ルイス・プルマン、トーマシン・マッケンジー、クリストファー・アボットといった才能溢れる俳優陣が脇を固める。

あわせて、今回解禁となったポスターは、祈りを捧げるリーを中心に、歌と身体の動きにより神を礼拝するシェーカー信徒たちの姿をあわせ鏡のような構図で捉えたもの。アマンダの表情は恍惚と神への献身に溢れ、全身で信仰を表現。監督、脚本、プロデューサーのモナ・ファストヴォールドはそうしたシェーカーの信仰のあり方を「極めて肉体的で、解き放たれた献身のかたち」と語っているが、それを象徴するポスターとなっている。

同時に解禁された予告編は、荘厳な歌と重厚感のあるショットからはじまる。イギリス、マンチェスターからアメリカへ。敬虔な神への祈り、ユートピアへの願いの一方で、彼女にはさまざまな試練が立ちはだかる。人間の平等と神への信仰に生き、苦悩と歓喜と共に、数々の受難を乗り越えた1人の女性の物語が映しだされていく。

ユートピアを目指す人々を導くアン・リーは、どのように困難を乗り越えていったのか?一人の女性の衝撃の実話をぜひスクリーンで目撃してほしい。

<監督コメント>

●モナ・ファストヴォールド(監督・脚本・プロデューサー)

「本作は、18世紀に実在した数少ない女性宗教指導者の一人、アン・リーという比類なき〈真実の伝説〉の生涯を、新たに語り直す作品です。彼女と、後に『シェーカー』と呼ばれる信徒たちは、恍惚とした歌と身体の動きによって神を礼拝しました。震え、昂揚し、全身で信仰を表現する―それは極めて肉体的で、解き放たれた献身のかたちでした。私は世俗的な家庭で育ちましたが、それでも、アン・リーの予言は―たとえ現実離れしているとしても―深く私の心を揺さぶりました。それは彼女の信仰を共有しているからではなく、正義や超越、そして共同体における恩寵を切望する、その切実な願いを、彼女のなかに見いだしたからです。自らの手でユートピアを築こうとした彼女の急進的な試みは、あらゆる芸術表現の核心にある創造衝動―世界を新たに形づくりたいという切迫した欲求―を物語ります。とりわけ、明確なヴィジョンを持ち、人々を共通の理想へと導く彼女の力は、交響曲の作曲や、建築、そして映画製作にも通じる、創作に不可欠な共同性を想起させます。分野は違えど、すべての創作は同じ願いによって突き動かされています。恵みの瞬間を探し求めることによって。私にとって、芸術とは常に『不可能なものを生みだそうとする営み』です。それが、私がアン・リーに惹かれる理由です。この映画は、彼女が夢見た理想郷―そしていまは沈黙に包まれてしまったその夢―への賛辞として捧げるものです」

文/鈴木レイヤ

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