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「観葉植物を置けば何となくおしゃれになるでしょ」はNG?“ダサインテリア”を卒業する観葉植物の活かし方

  • 2026.4.13
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。二級建築士・インテリアコーディネーターの桐野由衣です。

インテリアが素敵な部屋には観葉植物が置かれていることが多いですよね。では、観葉植物を置けばおしゃれに見えるのかというと、やはり工夫が必要だというのが正直な答えです。

ある事例を紹介しながら、おしゃれさを感じさせる観葉植物の選び方・飾り方のポイントを解説します。

「とりあえず」の落とし穴

シンプルインテリアが好きであるものの、コーディネートに自信がなかったEさんは、失敗を避けるため購入した中古住宅のインテリアをモノトーンにすることにしました。

とはいえ、白・黒・グレーの色しかない部屋だと味気ない雰囲気になりそうだと考え、何となくおしゃれに見えそうな観葉植物を置くことを思いつきました。

ネットやSNSなどを参考にしながら、背の高いタイプをリビングのコーナーに置いたり、小さめのタイプをいくつか対面キッチンのカウンターに並べてみたのですが、思ったほどおしゃれさが感じられません。

期待外れなだけでなく、逆に観葉植物のお手入れで手間がかかるようになったとEさんはがっかりしてしまいました。

「何でもいい」は「何にも合わない」につながりやすい

なぜ観葉植物を置いてもほのかにダサさを感じさせる部屋になってしまったのでしょうか。その原因の1つは、観葉植物の選び方です。

Eさんは「観葉植物なら何でもいいだろう」と考えて、樹種を気にせずに選んでいたため、見た目の印象が違う樹種が混在してまとまりのない雰囲気になっていました。

この「何でもいいだろう」が曲者で、「葉の形」「大きさ」など選択基準がバラバラだと「何にも合わない」という結果になりやすいのです。

たとえば葉の形は、与える印象を左右します。丸いものは優しくやわらかい印象を、細いものはスタイリッシュで洗練された印象を与えます。

組み合わせ方に自信がない場合は、同じ葉の形のものを1~2種類だけ選びましょう。

サイズはさまざまでもまとまりが出やすく、新しく買い足す時も判断基準があるので統一感をキープできます。

ちなみに、Eさんのようなモノトーンのシンプルインテリアの場合、無機質さをより強調したいなら細長く肉厚な葉が上に鋭く伸びるサンスベリアや、シャープな葉が上に向かって伸びるユッカ、クールな雰囲気を和らげたいならゆったりとした大きな葉が魅力のオーガスタや、カーブした幹が個性的なフィカス ベンガレンシスがおすすめです。

本体だけでなく鉢にも注目

観葉植物を飾る時は、植物本体だけでなく鉢の色や素材を揃えることも大切です。

Eさんの場合、観葉植物を入れる鉢の素材が木製やプラスチック製、陶器製など、統一されていなかったため、「何だかちぐはぐでダサい」という印象になっていました。

「適当に置いただけ」という雰囲気にならないよう、鉢の色や素材は統一しましょう。

モノトーンのシャープさに印象を合わせるならスクエア型の陶器製、雰囲気を和らげたいなら円形のテラコッタ製がおすすめです。

「何となくダサい」を回避するには

Eさんのように「観葉植物を置けばおしゃれに見えるだろう」と考えると起こりがちなのが「飾りすぎ」という状態です。

おしゃれに見える空間は、「余白」があることでセンスの良さを感じさせるため、飾りすぎないよう注意しましょう。大ぶりなものなら部屋のコーナーに1つだけでOKです。

テレビやチェストなどを中心にして、同じ樹種の観葉植物を左右対称に並べる方法も、簡単ながら洗練された雰囲気を演出できますよ。

また、観葉植物のよさは手入れが行き届いていないと発揮できません。毎日手間をかけずに管理できるよう、1~2個から始めてみてください。

室内にいながら自然を身近に感じられる観葉植物は、空間をセンスアップできる魅力的なアイテムです。

選び方や飾り方を工夫して、観葉植物と暮らす部屋づくりを楽しんでみませんか?


ライター:桐野由衣
住宅設備メーカーや住宅コンサルタント会社、大手リノベーション設計会社にて新築分譲マンションの設計変更、戸建住宅・オフィス・医療施設等の設計およびインテリアコーディネートに携わる。
建築関連分野の記事執筆・校正校閲・監修業務、企業研修講師、インテリアコーディネーター資格対策テキスト監修、工務店の施工事例集ディレクションなどの実績も多数。


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