1. トップ
  2. 『老後に持っておくべきモノ』はお金だけじゃなかった。お金のプロが明かす、備えておくべき「3つの資産」とは?

『老後に持っておくべきモノ』はお金だけじゃなかった。お金のプロが明かす、備えておくべき「3つの資産」とは?

  • 2026.2.12
undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

今回は、お金以外で意外と見落とされがちな「老後に持っておくべき3つの資産」について解説します。これからの人生をより彩り豊かなものにするための、ヒントを探してみませんか?

生活を支えるのはお金だけじゃない!知っておきたい老後の3つの備え

老後の安心を考えると、まずは経済的な準備が思い浮かびます。確かに貯蓄や年金は重要ですが、生活の質や心地よさを保つためにはそれだけでは不十分かもしれません。お金以外に備えておきたいものとして挙げられるのは下記の3つです。

  • 健康管理
  • 人とのつながり
  • 情報とのアクセス環境

これらは老後に直面する課題を乗り越えるうえで、大きな助けとなる可能性が高いです。

まず「健康」は、老後の自由な暮らしに直結します。公的医療保険制度がカバーしているとはいえ、健康状態が悪いと自立的な生活が難しくなり、医療費以外の負担が増えることも。日頃からの運動や栄養管理、定期検診で体調を維持しておくことが備えの第一歩と言えるでしょう。

また「人とのつながり」は社会的な支えとして不可欠です。家族や友人、地域コミュニティとの良好な関係は孤立防止につながり、精神的安定を保つ助けとなります。積極的に趣味やボランティア、近所づきあいなどで交流を持つことが望ましいと言われています。

さらに「情報のアクセス」は、生活の快適さや安全確保に役立つ要素です。インターネットやスマートフォンを利用して必要な情報を手に入れたり、行政サービスや医療連絡がスムーズにできる環境を整えておくことも重要です。

老後を豊かにする備えの重要性

undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

近年の社会構造の変化も踏まえると、備えの重要性はさらに高まっています。高齢化が進む一方で、核家族化や地域でのつながりの希薄化が進行中。これが孤独感の増加や生活支援の不足につながる事例も増えています。

また、情報技術の浸透により、デジタル格差が新たな課題として浮上しつつあります。スマートフォンやタブレットの操作に不慣れなために行政サービスや暮らしの情報にアクセスできないケースが見られます。これらは本来受けられるサービスの情報を逃してしまうなど、生活の質に大きく影響します。

一方、地域のサポート団体や自治体などでは、高齢者が孤立しないための交流イベントやデジタル教室を開催する取り組みも増えています。健康面に関しては、ウォーキングや体操教室を通じて継続的な運動習慣を促す活動が活発に行われています。これらの活動は老後の暮らしを支える多面的な備えとして注目されているのです。

未来に向けて自分らしい老後を築くために大切にしたいこと

老後の備えとは、単に銀行の残高を増やすことではなく、自分の毎日を支える「暮らしの質」を整えることです。今回ご紹介した健康、つながり、情報へのアクセス。これらを意識することは、老後の生活をより自由で、孤独とは無縁なものにしてくれるはずです。

人によって優先順位は違っても、今の自分を見つめ直し、社会や体と心地よく向き合い続けることが、未来の自分への一番のプレゼントになります。お金の準備と並行して、心と体が喜ぶ「目に見えない備え」も、少しずつ始めてみませんか?


監修者:中川 佳人(なかがわ よしと)

金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。
専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。