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『老後資金が不足する人』はやりがちだった。気づかぬうちにお金が減っていく、「行動パターン」とは?【元銀行員が解説】

  • 2026.2.11
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出典元::photoAC(※画像はイメージです)

「人生100年時代」という言葉が定着した今、長いセカンドライフを安心して楽しむためには、やはり「お金の備え」が大きな鍵を握ります。しかし現実には、老後を迎えてから「想定外に資金が足りない」と頭を抱えるケースが後を絶ちません。

実は、老後にお金が底をついてしまう人には、日常生活の中に意外な共通点があるのです。今回は元銀行員の視点から、見落としがちな資金不足のサインを読み解き、将来の自分を守るための賢い向き合い方を伝授します。

老後資金が不足しがちな人に見られる特徴

老後の生活費が足りなくなる原因は単純な貯蓄不足だけではありません。

まず挙げられるのは「収支の見直しを後回しにしがち」ということです。現役時代は収入があるため支出の詳細まで気を配らない人が多く、年齢とともに収入が減ることへの準備が疎かになりやすいのです。例えば、税や保険料、医療費などの支出が増える一方で、支出総額の把握や節約行動を十分に行わないと、いざ老後に入ってから予期せぬ資金不足に直面します。

次に、「趣味や交際費などの支出が大きい」ケースもあります。子育てが一段落し、自由な時間が増えたことで旅行や趣味に費やすお金が増え、気づかぬうちにお金が減ってしまうパターンです。明確な予算管理がないと、楽しいはずの老後が金銭的な不安のもとになることもあります。

さらに、「公的年金だけに頼っている」という姿勢も挙げられます。公的年金は生活の一定の支えになるものの、多くの家庭ではそれだけでは足りず、個人の貯蓄や投資が生活維持のポイントとなります。ですから、公的年金を単独の収入源とみなし、ほかの資産形成を疎かにしていると、老後資金は不足しやすくなります。

今日からできること・心がけたいこと

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

それでは、これからの生活に向けてどんなことを心がけると良いのでしょうか?大きなポイントとしては、「早めの家計の可視化」と「生活設計の具体化」があります。

家計簿やアプリなどを利用して、毎月の収入・支出を明確にし、どこにお金が多くかかっているのかを知ることは第一歩です。これによって、節約できる部分や今後注意すべき支出が見えてきます。

さらに、老後の具体的な生活イメージを描き、必要とされる資金を試算するのも有効です。例えば、趣味や旅行にかかる費用、医療や介護費の推定などを盛り込むことで、将来の見通しをよりリアルにできます。

また、リタイア後の収入源を多様化することも検討材料になります。例えば、アルバイトや副業、小規模な投資、また不要な資産の整理など、無理のない範囲で資金の底上げを図る方法があります。

重要なのは「早めに手を打つこと」です。家族や専門家と話し合うこともよいでしょう。

誰もが取り組める備えの一歩

老後資金の不安を解消するために必要なのは、決して特別な秘策ではありません。「家計を可視化する」「支出の優先順位を決める」「収入源を多角的に考える」といった、現状を直視して早めに対策を打つというシンプルな行動が、未来のあなたを救います。

お金の問題を先送りにせず、今日から少しずつ意識を変えていくこと。その積み重ねこそが、第二の人生を豊かで穏やかなものにするための確かな土台となります。まずは1円、1円の管理から、自分らしい理想の老後をデザインしてみませんか?


監修者:ゆきひろ

信託銀行に勤務する傍ら、金融系の記事も執筆する兼業ライター。日々富裕層顧客に金融や不動産を活用したウェルスマネジメントや税務に関する提案を行っており、培った知識と経験を活かして情報発信を行っている。過去には大手カード会社でクレジットの審査業務経験もあり、金融全般の知識に明るい。FP1級、宅建士を保有。