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便秘改善に役立つけど…「キノコ」食べ過ぎると“危険な病気”に?摂取時に注意すべき人の特徴とは

  • 2026.1.26
キノコを食べ過ぎたときのリスクとは?
キノコを食べ過ぎたときのリスクとは?

便秘の改善に効果的とされる食材の一つに「キノコ」があります。日々の食事に取り入れている人は多いとは思いますが、もし健康に良いからといって食べ過ぎた場合、体にどのような影響を及ぼす可能性があるのでしょうか。キノコの摂取時に注意が必要な人の特徴について、金沢駅前内科・糖尿病クリニック(金沢市)院長の小倉慶雄さんに聞きました。

乾燥キノコはプリン体が高い

Q.そもそも、キノコ類にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。また、キノコを食べると、どのような効果が期待できるのでしょうか。

小倉さん「キノコは低エネルギーで、キチンやベータ-グルカンなどの食物繊維やビタミンB群、カリウム、銅、セレンなどを含みます。食物繊維は腸内で発酵、保水して便量を増やし、腸内環境に寄与します。また、キノコに含まれているエルゴステロールは、紫外線を浴びることでビタミンD2を産生するという特性があります。

慢性便秘の初期対応としては食物繊維の摂取が推奨されます。キノコの繊維も総摂取量の底上げに役立ちます。ただし反応は個人差があります」

Q.キノコ類を食べ過ぎた場合、どのようなリスクが生じる可能性があるのでしょうか。

小倉さん「主に次のような症状が生じる可能性があります」

■膨満感、下痢多くのキノコは、ポリオール(糖アルコール)の一種であるマンニトールという成分を多く含み、過剰摂取した場合や、過敏性腸症候群(IBS)のように腸が過敏な人が摂取した場合、ガスや腹部膨満、軟便の原因になります。

■まれな腸閉塞乾燥シイタケなどを十分にかまずに大量に食べた結果、消化されにくい細胞壁が塊状に残り、小腸閉塞を起こしてしまった症例報告があります。高齢者や義歯を使う人、そしゃく力が低下している人は特に注意が必要です。

■シイタケ皮膚炎(むち打ち様線状発疹)生のシイタケや半生のシイタケを摂取すると、ベータ-グルカンの一種であるレンチナンが原因で強いかゆみを伴う皮膚炎が生じることがあります。体に線状紅斑が出るのが特徴です。これは十分な加熱で予防可能です。

■尿酸(痛風、尿酸結石)への配慮キノコの総プリン体量は100グラムあたり9.5~142ミリグラムと低度から中等度ですが、乾燥品は重量当たりで高くなるため、痛風や高尿酸血症、尿酸結石の既往がある人は摂取量に注意してください。

Q.キノコ類と一緒に組み合わせた方がよい食材、避けた方がよい食材はありますか。

小倉さん「キノコ類と相性が良い食材、悪い食材は次の通りです」

【キノコと相性がよい食材】・かんきつ類やピーマン、ブロッコリーなどビタミンCを多く含む果物や野菜キノコと一緒に食べると、キノコに含まれている非ヘム鉄の吸収をビタミンCが高めます。

・オリーブ油、ナッツ少量などの油脂紫外線を当てたキノコから得られるビタミンD2は脂溶性で、脂質と同時に摂取することで吸収が改善します。

【避けた方がよい食材(または摂取時に工夫が必要な食材)】・高FODMAP食材の重ね食いキノコ自体、マンニトールが豊富なため、胃腸が敏感な人が、FODMAPが多い食材(ポリオールが豊富な他の食材)と大量に組み合わせると膨満感や下痢が出やすくなります。量を控え、体質に応じて調整してください。

・生のシイタケまたは半生のシイタケ先述のしいたけ皮膚炎を発症するリスクが高まります。予防のため、食べる際は必ず十分に加熱してください。

・高尿酸血症の人が乾燥キノコを大量に摂取したり、他の高プリン体食品と一緒に食べたりする総プリン体負荷を抑える観点で、乾燥品の食べ過ぎや肉魚中心の高プリン体食との大量摂取は避けましょう。

オトナンサー編集部

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