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嫁に「あなたみたいな娘が欲しかった」その瞬間、家族がバラバラに。実の娘からの冷たい拒絶と『母の後悔』

  • 2026.1.20

愛しい我が子は何より大事、だったはずなんだけど……。
娘への対応で後悔しているという、筆者の知人A子さんからお話を聞きました。

画像: 嫁に「あなたみたいな娘が欲しかった」その瞬間、家族がバラバラに。実の娘からの冷たい拒絶と『母の後悔』

三人の子に恵まれた幸せな日々の中で

A子さんは息子が二人と娘が一人、三人の子に恵まれました。
男兄弟の反抗期はそれなりに大変だったのですが、それ以上に娘はどこか自分と似たところがあるのか、ぶつかることも多く、扱いにくさを感じてしまう場面もありました。
それでも根は優しく、気遣い上手な良い娘だったのです。

理想の義娘との出会い

一番に長男が結婚し、その嫁がとにかく素晴らしい子でした。
A子さんは顔合わせの時から大好きになり、嫁もA子さんと波長が合ったようです。
「新しい家族として、早く馴染めるようにしてあげたい」という思いもあり、休みを合わせて2人で一緒に出かけることも多くあり、何も知らない人が見たら、まさに本当の親子のようでした。

無自覚に放った一言

その後、次男も娘も家を出て一人暮らしを始めました。
全員が家を出てから、初めてお正月に集まった時、

「あなたは本当の娘のようで嬉しいわ」
「あなたみたいな娘が欲しかったのよね~!!」

会話の流れで、A子さんは息子の嫁にそう言ったのですが、その言葉を自室にいた娘が聞いていたようで……。

娘の態度の変化、そしてすれ違い

それ以来、娘がA子さんに冷たくなったのです。
理由は「私よりお兄ちゃんの奥さんのほうがいいんじゃない?」とのこと。

初めは「なぜそんなことを言うの?」「実の親子なのだから、嫁を可愛がるくらい理解してくれるはず」という甘えがありました。
娘が抱えた「自分の居場所が奪われたような寂しさ」に気づけず、あまりに極端な態度を取られたので、当時はそれを「大人げない嫉妬」だと決めつけ、娘を叱ってしまったこともあります。

しかし娘の傷は深く、徐々に実家に寄り付かなくなっていったのです。
何度か連絡はしましたが、冷たい返信しか来なくなっていきました。

失って初めて気づいた、娘の寂しさ

思い返すと、娘はA子さんを何度も遊びに誘ってくれていましたが、「また今度ね」と断り続けて、一度も遊びには行ったことがないのです。
その時は、甘えから「娘とはいつでも遊べる」「身内よりも、まずは嫁を歓迎してあげなくては」と優先順位を履き違えていました。私は息子の嫁ばかり褒め、嫁ばかりを優先し、実の娘と一緒に出かけることもせず、娘を後回しにし続けていたのです。

拒否したつもりはなくとも、娘からしたら「我が子より嫁ばかり大切にする親」と思われていたのでしょう。「あなたみたいな娘が欲しかった」と嫁に言った言葉も、娘からしたら「自分は要らないのか」と思わせてしまうのに十分過ぎました。

ふとそのことに気付いても、もう遅いようでした。
娘に一緒に出かけようと連絡をしても、

「無理。お兄ちゃんの奥さんと行けばいいのでは?」

と、冷たい返信がくるだけです。

後悔を抱えながら、伝えたい想い

娘は結婚して子どもも生まれましたが、冠婚葬祭の時以外で会うことはありません。

自身の無神経さが招いた結果だと、今は重く受け止めています。
今はただ、遠くから娘家族の幸せを祈ることしかできません。

身近な存在だからこそ、言葉には細心の注意が必要でした。
「実の親子だから許される」という甘えは、時に取り返しのつかない溝を作ります。
今更許してもらえるとは思っていませんが、いつか、あの時の言葉を心から謝罪したいです。
「あなたは代わりのいない、私の大切な娘なのだ」と、いつかまた向き合える日を信じて、伝え続けていきたいと思っています。

【体験者:60代・女性主婦、回答時期:2025年12月】

※本記事は、執筆ライターが取材した実話です。ライターがヒアリングした内容となっており、取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

FTNコラムニスト:Yuki.K
飲み歩きが趣味の元キャバ嬢。そのキャリアで培った人間観察力でコラムを執筆中。すっと人の懐に入ることができる天然人たらしが武器。そのせいか、人から重い話を打ち明けられやすい。キャバクラ勤務後は、医療従事者として活躍していたが出産を機に退職。現在はこれまでの経験で得た人間関係を取材に生かし、主に女性の人生の機微を記事にするママライター。

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