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おしゃれな人の「マイ ファースト ウォッチ」12選。最初の時計とその物語

  • 2026.1.16
Hearst Owned

初めて腕時計を手にした瞬間の高揚感は、何年たっても色あせない。誕生日の記念、独立の節目、旅先での出合い、憧れを形にした一本——。ファッション業界やアートの世界で活躍する12人が選んだ「人生最初の時計」には、心が動いた瞬間とその人らしいムードが映っている。

購入のきっかけから、今の楽しみ方まで。自分にしっくりくる一本を見つけるヒントにして。『エル・ジャポン』2026年2月号より。

※時計は、すべて私物のご紹介のため、各ブティックへのお問い合わせはご遠慮ください。

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「カルティエ」の“パンテール ドゥ カルティエ”

誕生日記念に手にした、ともに歩む相棒

大塚三鈴/フォトグラファー

「31歳の誕生日を迎え、記念に“パンテール ドゥ カルティエ”を購入しました。決め手となったのは私物のゴールドアクセサリーになじむこと。お世話になっている先輩スタイリストさんとライターさんに付き添ってもらい、ステンレススチール×イエローゴールドのコンビを一緒に選んでもらいました。

初めて自分のために購入した時計なので、これからも大事にしていきたいです。購入したばかりなので、ケアというケアはまだできていませんが、傷つけるのが怖くて使わないでいるより自分らしく長く愛用していきたい」

photo:HAL KAZUYA

「オメガ」の“シーマスター300”&“スピードマスター デイデイト”

一流のクオリティーが日々導く、「最高の自分」

アンジェラ・レイノルズ/ペロタン ディレクター、モデル

「3年前の誕生日、夫から贈られた『オメガ』の“シーマスター300”は、1957年に誕生した初代“スピードマスター”のデザインがベース。昔から1960年代のデザインが好きで、時計はメンズウォッチが好み。

この時計は10代で初めて愛用した“スピードマスター デイデイト”(右)と同じ黒い文字盤や、丸みを帯びた風防がお気に入りです。ストラップは昔使用していた黒レザーではなく、ステンレススチール製をセレクト。この時計を身に着けると、最高のパフォーマンスとクオリティーを追求する意識が高まり、自然と気が引き締まるのです」

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「ジャガー・ルクルト」の“レベルソ”

モードとカジュアルの間を整えるバランサー

金子 綾/スタイリスト

「ストリートモードがブームだった頃にゲットした、『ジャガー・ルクルト』の“レベルソ”。スニーカーを取り入れるのが苦手で、それを克服すべくカジュアル×モードのバランスを図るアイテムとして、30歳でこのモデルをセレクトしました。

ハンサムな時計とコーディネートしたら自分らしくいられる気がして(笑)。購入してから10年、今ではすっかり自分らしいスタイルを作る一本として定着。長く愛用したいので、5年に1回のメンテナンスは不可欠。最近はコーディネートに甘さをプラスするようになり、レディーな着こなしのハズし役として新バランスを楽しんでいます」

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「カルティエ」の“タンク”

ブランドの立ち上げ時に、自分を鼓舞する名品を

吉田怜香/トゥデイフル ディレクター&デザイナー

「『トゥデイフル』を立ち上げたタイミングで、『頑張るぞ』という気持ちと共にロサンゼルスで購入した『カルティエ』“タンク”のヴィンテージ。最初に買ったモデルは譲ってしまったので手元になく、この時計はそれ以降に購入したもの。ヴィンテージならではの使い込まれた風合いが好きで、自分のスタイルにすっとなじんでくれるうえ、思い入れもあるのでずっと大切にしています。

もし次に時計を購入するなら、“アップルウォッチ”かなと漠然と思っています。デジタルウォッチは未体験ですし、最新のテクノロジーを日常生活に取り入れると、また違った楽しさがありそう」

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「フランク ミュラー」の”カサブランカ”

若かった自分の鏡であり、厳格だった父との絆

TAKAKO/「エル」副編集長

「編集者として働いて5~6年経った30歳当時、『雑誌の仕事でいろんな時計やジュエリーを扱うのに自分は何も持っていない』と家族に話していた頃、父が海外で買ってきたのがこの時計。最初は自分が使うと言って数年愛用した後、おもむろに私に譲ってくれました。聞くと、『買うならフランク・ミュラーがいい』と言っていた私の話を聞いていて、最初から私に譲るつもりで買っていたそう。厳格だった父との大切な思い出です。

今はもう販売していない少し小さなボーイズサイズなので、女性が着けてもちょうどいいサイズ。ほぼ毎日着けるのでダメージが出やすいベルトは数年ごとに付け替え。オーバーホールも定期的にするので手間とお金がかかりますが、家族のようにこれからもずっと大切にしたい特別な存在です」

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「カルティエ」の“サントス ドゥ カルティエ”

家族から贈られた、節目を彩る名品

藤井かんな/エストネーション ウィメンズファッションディレクター

「30歳の記念に家族からプレゼントしてもらった“サントス ドゥ カルティエ”。フェミニンすぎずクラシックすぎず、自分のスタイルにフィットするモダンなデザインが気に入っています。ブルーサファイアのリューズもさりげない。ジャケットやブルゾンといったアウターからのぞかせたり、冬はカシミヤニットとデニムと合わせても相性抜群。手持ちのジュエリーとのマッチングも楽しいです。

次にゲットするなら、“パンテール ドゥ カルティエ ”のイエローゴールド。究極のシンプルコーデや、抜け感のあるウェルネス&ラウンジウエアに合わせたいです」

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「ロレックス」の“デイト ジャスト”

成人の節目に、家族の思い出をつないで

CHISATO/「エル」ファッションエディター

「人生で初めて手にしたファーストウォッチは、『ロレックス』の“デイト ジャスト”。両親が結婚記念にペアで購入したものを、成人のタイミングで譲ってもらいました。当時20歳の私が着けていてもどうにもしっくりこず、ファッションからも浮いている気がしてたまらなかったのですが、30代に突入してからやっと、いろんな意味で時計に自分が追いついた気がします。そして、時計に深く興味を持つきっかけになったのもこの一本。

時間を刻み、日常生活の『実用品』としての側面もある時計は、洋服やジュエリーよりも共に生きている感覚が強く、一緒に重ねてきた思い出も鮮やか。両親と生きた時間、そして私と生きた時間が凝縮されているようで、他の時計を着ける期間が続いてもやっぱりいつも、この『ロレックス』に戻ってきます」

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「カルティエ」の“タンク ルイ カルティエ”

独立記念に出合った、運命的な一本

入江陽子/スタイリスト

「スタイリストとして独立してすぐ、撮影で訪れたハワイで購入した“タンク ルイ カルティエ”。当時の私には見合わない高価なものでしたが、 たまたまお店に入ったとき急にビビっときて決めました。カジュアルなコーディネートに合わせても知的で上品な雰囲気を演出できるモダンさが好き。

最近はモダンなトーンに、レザーベルトとゴールドケースを利かせてスタイリングするのがお気に入りです。2年に1度、ベルトの交換とともに専門店でメンテナンス。思い入れのある時計なので、ていねいにケアしながらずっと愛用していきたい」

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「グッチ」の“1500L” バングルウォッチ

初めての海外の記念。改めて惹かれるミニマルデザイン

EMI/「エル」シニア ブランデッド コンテンツ エディター

「大学1年生の夏休みにアメリカで短期語学留学をした際に購入しました。大学生になった高揚感と、初めてひとりで海外に行った記念に、大人の仲間入り気分で腕時計を買ったんです。当時すごく流行っていた時計でしたが、とてもミニマムなデザインで、留め具のホースビットがすてきだなと思って。

気恥ずかしくてもう何十年も身に着けていなかったのですが、久しぶりに見てみるとブレスレット感覚で使えそうで、改めて大事に残しておこうと思いました」

photo:AYA KAWACHI

「ロレックス」の“オイスターパーペチュアル”

大学合格記念の思い出。ひと目ぼれから続く物語

pepper/ジュエリー愛好家

「高校3年生の冬、雑誌で見たブラックダイヤルの『ロレックス』のかっこよさにひと目ぼれ。第一志望の合格祝いとして、両親に懇願しました。装飾をそぎ落としたデザインと31㎜のフェイス、ダイヤルに映えるシルバーのインデックスと針、静かに光を反射するサファイアクリスタルの風防、その聡明なたたずまいに今でも見惚れます。

10代から40代までそれぞれ時計を迎えてきましたが、今振り返るとその時になりたかった自分像が反映されている。でもファーストウォッチの『ロレックス』だけは、何の知識もなく『好き』だけで選んだので思い入れも格別です」

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「ブルガリ」の“ブルガリ・ブルガリ”

人生のニューチャプターに、母の思いをつないで

木本梨絵/クリエイティブ ディレクター

「昨年、32歳でイギリスに移住する直前に母から譲り受けた“ブルガリ・ブルガリ”。母が15年前に購入したもので、ジュエリーボックスからふと差し出してくれました。この時計を見るたびに『母のようなかっこいい女性になるぞ!』と自分を奮い立たせる日々。もはや時間を確認する道具というより、私をいつだって奮い立たせてくれるお守りのような存在です。

イギリスからパリは電車で気軽に行ける距離なので、『エルメス』のセーヴル店に立ち寄っては、この時計にあうアクセサリーを少しずつ集めるのがひそかな楽しみです」

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「ハミルトン」の“ベンチュラ”

ロックスターに憧れて迎えた、背中を押す相棒

RIKA/「エル」ファッションエディター

「時計特集を担当するたびに、“20代のうちに思い入れのある1本を手に入れたい”というロマンを抱いていました。『時計を買うなら』と考えたとき、クラシックロックが大好きな私にとって、エルヴィス・プレスリーやキース・リチャーズらロックスターが愛用していた『ハミルトン』は決して無視できない存在。なかでもエルヴィスがまとっていた“ベンチュラ”のムードには、ずっと惹かれていました。

昨年、買い物中にたまたま『ハミルトン』のショップが目に入り、なんとなく入店。腕が細い私にもドンピシャのサイズ感の1本に出合ってしまい、気づけばそのまま即決していました。身に着けるたびにパワーをくれる感じがするし、時計入門編としてはロックキッズにも優しい価格帯。あのタイミングで買って本当によかったと思うと同時に、これからも相棒としてたくさん愛用していきたいです」

text:MEGUMI OTAKE

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