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『老後破産を回避した人』はやっている…シンプルすぎる「たった1つの行動」とは?【元銀行員が解説】

  • 2026.1.25
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「老後破綻」という言葉を聞いて、「自分は大丈夫だろうか?」「資金が尽きたらどうしよう」と不安を感じる方は少なくありません。 現代において、老後の経済的な困窮は決して他人事ではないのです。 しかし、元銀行員としての経験から言うと、老後破綻を回避している人には共通する「ある一つの行動」があります。 それは、複雑な投資や過度な節約ではなく、「家計の見える化」という極めてシンプルな習慣です。 今回は、なぜ老後破綻が起きるのか、そして誰でも今日から始められる回避策について解説します。

老後破綻を招く「真の原因」とは?

対策を立てる前に、まずは「なぜ破綻するのか」を知る必要があります。

原因は大きく分けて2つあります。

1. 収入減なのに「現役感覚」が抜けない

老後の生活が苦しくなる人の共通点は、退職して収入が減ったにもかかわらず、現役時代と同じ金銭感覚で支出を続けてしまうことです。 一般的に、年金受給額は現役時代の給与の6割程度(※会社員の標準モデル世帯の場合)と言われています。自営業やフリーランスの方はさらに低くなる傾向にあります。支出のダウンサイジングができないままでは、貯金はあっという間に底をついてしまいます。

2. 「どんぶり勘定」による現状把握不足

もう一つの原因は、自分の収支を正確に把握していないことです。 特にキャッシュレス決済が普及した現代では「お金を使った感覚」が希薄になりがちです。「なんとなく」でお金を使っていると、知らぬ間に赤字が膨らみ、気づいた時には手遅れ…という事態になりかねません。

救世主はシンプルすぎる行動。「家計の見える化」

老後破綻を回避している人たちが実践しているのは、「家計の見える化」です。

誰でもできるシンプルな第一歩 「家計の見える化」とは、毎月の収入と支出を記録し、お金の流れを客観的に把握することです。いわゆる「家計簿」をつけることですね。 現状を数字で正確に知ることで初めて、「どこが無駄なのか」「いくら貯蓄に回せるのか」といった具体的な作戦(支出削減や資産運用)を立てることが可能になります。

今日からできる! 効果的な3つのステップ

家計簿といっても難しく考える必要はありません。以下の手順で進めてみましょう。

  1. すべての支出を記録する:ノートでも構いませんが、おすすめは「家計簿アプリ」です。クレジットカードや電子マネーと連携させれば、自動で記録されるため手間がかかりません。※「口座連携は怖い・難しい」という方は、レシートをスマホで撮影するだけのアプリや、手書きのノートでも全く問題ありません。大切なのは「ツール」ではなく「記録すること」です。
  2. 項目ごとに分ける:「食費」「住居費」「通信費」「娯楽費」など、ざっくりと項目別に集計します。何にお金を使っているかの傾向が見えてきます。
  3. 月末に振り返る(一番重要!):記録するだけでなく、月末に必ず見返しましょう。「この出費は削れたな」「固定費を見直そう」など、気づきを得ることが大切です。記録しっぱなしが一番もったいない行動です。

成果が数字で見えるとモチベーションも上がり、自然と貯まる体質へと変わっていきます。

自分の家計を把握して、老後の不安を解消

老後の不安を解消する鍵は、難しい金融商品やテクニックではなく、「自分の家計を把握する」というシンプルな行動にあります。 「家計の見える化」を習慣にすれば、それはあなたの老後生活を守る最強の武器になります。将来の安心のために、今日から記録を始めてみませんか?


執筆:河野 義広
政府系金融機関で17年半勤務した経験を持つWebライター。現在は独立し、金融やお金に関する幅広いテーマを執筆している。
法人営業・融資事務・預金業務・インターネットバンキングコールセンターの統括などの業務を経験してきた。証券外務員一種・FP2級・簿記2級などの資格も保有。
現場経験と専門知識を活かし、日々の暮らしや事業運営に役立つマネー情報をわかりやすく発信。事業の融資相談や家計相談も承っている。