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「なるべく控えましょう」歯科医が警告。実は『歯を溶かす』原因に…大人が注意すべき “危険な5つの食品”とは?

  • 2026.1.23
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「子供の頃はよく虫歯になったけど、大人になってからは大丈夫」そんなふうに油断していませんか?

実は今、大人になってから発症する「大人虫歯(成人う蝕)」が増加しており、問題視されています。しかもその原因は、甘いお菓子やジュースだけとは限りません。「体に良いから」「ヘルシーだから」と思って選んでいた食品が、実は“虫歯リスクを高めるNG食品”だった…というケースも少なくないのです。

本記事では、虫歯になりやすい食品の特徴と、大人特有の虫歯リスク、そして今日からできる予防策について詳しく解説します。

なぜ今、「大人虫歯」が増えているのか?

虫歯は、歯垢(プラーク)内の菌が糖分をエサにして酸を作り、歯を溶かすことで発生します。

大人の虫歯は子供とは違い、進行に気づきにくく、「痛みが出たときには既に神経まで達していた」という事態も珍しくありません。特に注意すべきは以下の2タイプです。

■ 根面う蝕(こんめんうしょく)

加齢や歯周病で歯茎が下がると、歯の根元が露出します。この部分はエナメル質がなく酸に弱いため、非常に虫歯になりやすい箇所です。

■ 二次う蝕(にじうしょく)

過去に治療した詰め物や被せ物の隙間から菌が入り込み、中で再び虫歯が再発するケースです。

これらに加え、大人の虫歯には「食習慣の変化」「加齢による唾液量の減少」「ケア不足」などの生活習慣が深く関わっています。

意外な落とし穴! 大人虫歯を招く「NG食品」

虫歯の原因=甘いもの、だけではありません。一見体に良さそうな食品にもリスクは潜んでいます。

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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

■ ドライフルーツ

ヘルシーなおやつの代表格ですが、粘着性が高く歯にこびりつきやすいのが難点。糖分も凝縮されており、長時間口内に留まるため虫歯リスクが高まります。

■ グラノーラ・シリアルバー

健康的なイメージですが、多くの製品はハチミツや砂糖で固められています。歯の溝に詰まりやすく、実は砂糖の量も多いため注意が必要です。

■ フルーツジュース

果物由来とはいえ、ジュースにすると糖分濃度が高くなり、酸性度も増します。特に食後や寝る前の摂取はなるべく控えましょう。

■ お酢系の食品(ピクルス、飲むお酢など)

健康効果の高いお酢ですが、強い酸性を持っています。頻繁に摂取するとエナメル質が溶ける「酸蝕症(さんしょくしょう)」の原因になりかねません。

■ アルコール類(ワイン、チューハイなど)

アルコールには利尿作用があり、口の中を乾きやすくさせます。唾液による自浄作用が低下するため、虫歯菌が活発になりやすい環境を作ってしまいます。

これらの食品はすべて「虫歯になりやすい性質」を持っているため、頻繁に・長時間口にすることで虫歯リスクが格段に上がると考えられています。

「食べ方」と「ケア」で大人の歯を守ろう

虫歯リスクを左右するのは「甘さ」だけではありません。「粘着性」「酸の強さ」「口に入れている時間」が複雑に関係します。

大人は唾液が減り、歯の再石灰化(修復)スピードも遅くなるため、子供の頃以上にシビアなケアが必要です。 以下のポイントを意識して、リスクを減らしましょう。

  • 食後はすぐ水やお茶で口をゆすぐ
  • 甘いものや酸っぱいものをダラダラ食べない
  • 就寝前は必ず歯磨きをする(フッ素入りがおすすめ)
  • デンタルフロスで歯間の汚れを落とす
  • 歯科検診を定期的に受ける(年2回以上推奨)

「自分は虫歯になりにくい」という思い込みは禁物です。大人こそ、“歯に優しい食習慣”と“正しいケア”を意識して、大切な歯を守っていきましょう。


監修者:まつむら⻭科クリニック 院⻑ 松村賢(まつむら・けん)

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「いつまでもおいしく食べる」をモットーに、2015(平成27)年に地元である宮城県大崎市に「まつむら歯科クリニック」を開院。歯周病治療などの予防歯科を中心とし、保険診療・審美歯科・ホワイトニング・インプラント・義歯(入れ歯)・摂食嚥下リハビリテーション・訪問診療など、幅広い診療を行っている。
<経歴>
奥羽大学⻭学部卒業(医師免許取得)
東北大学大学院⻭学研究科博士課程修了(⻭学博士)
仙台市内⻭科クリニック 分院⻑
まつむら⻭科クリニック開院