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国によっていろいろ! 新年に食べたい&避けるべき食べ物

  • 2025.12.31
PHOTO: JULIA GARTLAND; FOOD STYLING: MAKINZE GORE

※この記事は、海外のサイトで掲載されたものの翻訳版です。データや研究結果はすべてオリジナル記事によるものです。>>『delish』のオリジナル記事はこちら

毎年新しい年が目前に迫ると、多くの人が迷信を信じるようになる。というのも、新年を悪いスタートで始めたいとは思わないから。そのため数多くの文化圏で、大晦日や新年に食べるべき、避けるべき食べ物に関する伝統があるのも頷ける。今回は、避けるべき食べ物をまとめつつ、新年に幸運、健康、豊かさをもたらす縁起の良い食べ物や飲み物をご紹介。

PHOTO: ANDREA MONZO; FOOD STYLING: BROOKE CAISON

避けるべき:単なる豆|代わりに:ブラックアイドピーズ

ブラックアイドピーズ(黒目豆)を新年に食べる習慣の起源にはさまざまな説があるけれど、そのすべてにおいてブラックアイドピーズは新年に良い金運をもたらすとされている。英語のことわざでいう「正月を質素に過ごせば、その一年は豊かに暮らせる(eat poor on New Year's, [you'll] eat fat the rest of the year.)」ということ。年末年始にブラックアイドピーズを食べて、2026年は家に繁栄を招き入れよう。

Parker Feierbach

避けるべき:ショートパスタ|代わりに:ロングパスタ

多くの国や文化において、正月に長い麺を食べることは長寿と幸運を象徴するとされている。担担麺、ラーメンなどがその良い例。長い麺は長寿を暗示することから、逆効果のありそうな短い麺は避けるのがよさそう。同様に、調理する前に麺を折るのもやめておこう。

PHOTO: ANDREW BUI; FOOD STYLING: BARRETT WASHBURNE

避けるべき:甲殻類と底魚|代わりに:サーモンまたはマグロ

カニやロブスターのような甲殻類は後ろ向きや横向きに動くので、正月に食べると前進ではなく後退を表してしまう。魚介類を食べたい場合は、代わりにサーモンやマグロのような前向きに泳ぐ魚にしよう。

PHOTO: JULIA GARTLAND; FOOD STYLING: MAKINZE GORE

避けるべき:口一杯の12粒のぶどう|代わりに:プロセッコぶどう

スペインとメキシコでは、これから訪れる12ヶ月に幸運をもたらすために、大晦日の真夜中に12粒のぶどうをできるだけ早く食べる文化がある。ただのぶどう12粒を口いっぱいに頬張る代わりに、プロセッコぶどうやサングリアぶどうを作ってこの体験をもっと盛り上げよう。

PHOTO: RACHEL VANNI; FOOD STYLING: BROOKE CAISON

避けるべき:白い食べ物|代わりに:レンズ豆

中国の伝統で白色は不吉で死を象徴するとされることから、白いご飯のような白い食べ物は避けるのがよさそう。代わりに、レンズ豆で夕食に彩りと幸運を添えてみてはいかが? ローマの伝統では、鮮やかでカラフルな豆が小さな硬貨のように見えることから、レンズ豆は幸運の象徴とされている。スープやサラダ、ダルといった料理を試してみよう。

避けるべき:お皿を洗う|代わりに:掃除は新年に

年末年始、家の用事が山ほどある人は多い。そこで、皿洗いやゴミ出し、洗濯、掃除をサボる言い訳を伝授。掃除や家事をすると、幸運も一緒に家の外に出してしまうかもしれない。代わりに、テイクアウトを頼むか、簡単な料理で済ませたり、使い捨てのお皿でゲストに提供すればOK。このお正月はできるだけリラックスしよう。散らかった状況は次の日も変わらないから。

PHOTO: LINDA PUGLIESE; FOOD STYLING: SAM SENEVIRATNE

避けるべき:鳥類|代わりに:豚肉

新年に幸運が飛んでいかないようにしたいなら、七面鳥や鶏のように翼があって地面を引っかく動物は避けたほうがいい。代わりに、すんぐりとした体格(豊かさを表す?)と、地に足をつけて前に進むことから、豚肉を食べるとその年の進展が促されるとされている。新年には、ザワークラウトにしたキャベツと豚肉がよく食べられるそう。

PHOTO: ROCKY LUTEN; FOOD STYLING: MAKINZE GORE

避けるべき:パンに何もつけない|代わりに:コンパウンドバターを用意

アイルランドではパンに関する新年の伝統がとても多く、1月1日は「バターを塗ったパンの日」と呼ばれることもある。その一つが、不運を追い払うためにドア枠にパンを叩きつけるという習わし。そしてもう一つは、焼きたてのパンを友人や家族、隣人と分かち合うことで幸運を招き入れるというもの。どんな伝統を重んじるにせよ、パンに何もつけずそのまま食べるのはやめよう。代わりに、にんにくやハーブを使ってコンパウンドバターを作るのがおすすめ。

PHOTO: LINDA PUGLIESE; FOOD STYLING: MAKINZE GORE

避けるべき:四角いデザート|代わりに:丸いデザート

新年に幸運が巡ってくるようにしたいなら、ドーナツ、レイヤーケーキ、トリュフ、クッキーのような丸いデザートを食べよう。アイデアとしては、ティラミスのトリュフ、ラムクランブルケーキ、ヌテラ入りクッキー、ベイクドアラスカなどが挙げられる。基本的に四角い型で焼かないものなら何でもOK(ブラウニーは残念だけど、年末年始が終わったあとに楽しもう)。

PHOTO: ANDREW BUI; FOOD STYLING: MAKINZE GORE

避けるべき:玉ねぎを飾る|代わりに:食べる

ギリシャでは正月に玉ねぎを玄関先に吊るすそうで、その歴史は玉ねぎが豊かな実りをもたらすと考えられていた古代ギリシャにまで遡り、現代では新たな始まりを象徴するという(玉ねぎの層の数だけ新しいことが訪れる)。料理に玉ねぎを入れるだけでもいいし、飴色の玉ねぎを作っていろいろな前菜に加えるのもよさそう。

PHOTO: LUCY SCHAEFFER; FOOD STYLING: ERIKA JOYCE

シャンパンをお忘れなく!

新年にシャンパンを開ける習慣は1800年代から続いているって知ってた? シャンパンは富や高貴を連想させる飲み物だったため、真夜中に(そして一晩中)飲むことは、次の一年の繁栄を招き入れる方法とされてきた。もちろんそのまま飲んでも美味しいけれど、パーティーでは、クランベリーミモザ、フレンチ75、ホリデーパンチ、シャンパンマルガリータのようなカクテルを用意するとさらに楽しめるかも。

PHOTO: ANDREW BUI; FOOD STYLING: MAKINZE GORE

避けるべき:空洞のあるパン|代わりに:具を詰める

とくに正月はパンを切った際に大きな空洞が見つかるのは死の前兆だと言われている。ただし問題は、ほぼすべてのパンに空洞があること。このリスクを避けるために、詰め物を入れた惣菜パンを焼けば充実した毎日を送ることができるはず。

PHOTO: RACHEL VANNI ; FOOD STYLING: BROOKE CAISON

避けるべき:適当な果物を食べる|代わりに:ザクロを選ぶ

古くから繁栄と生命の象徴とされてきたザクロの種。ギリシャでは、ザクロの実を床に投げつけて種をできるだけ多く散らし、新年の豊かさを表す習わしがあるという。ザクロのマティーニ、豪華なホリデーチーズボール、ムハンマラディップ、あるいはザクロミモザを作ってみてはいかが?

PHOTO: RYAN LIEBE; FOOD STYLING: MAKINZE GORE

避けるべき:クラッカーだけを食べる|代わりに:プレッツェル

ドイツでは昔から、新年の幸運と繁栄を願ってプレッツェルを割る伝統がある。これは真夜中に食べることもあれば、元旦の朝食として食べることもある。ドイツのプレッツェルはアメリカでよく見かけるものとは違い、バブカやブリオッシュのような甘くふっくらとした生地で作られている。甘いドイツ風のプレッツェルを自分で焼く気にならなくても、大晦日のパーティーでプレッツェルを出すだけでも十分。本当に大事なのは、大切な人と分かち合い一緒に割ること(プレッツェルはつながりを象徴する)。市販の商品を混ぜたスナックミックスや、チーズやディップと一緒に提供してもOK。

Aleksandr Zubkov / Getty Images

何を食べるにしても、全部食べない

大晦日の夜ご飯で食べ物をお皿に残しておくと、次の年は豊かな実りになると言われている。そのため、きれいに全部食べてしまうのはやめて、食後に残り物を包んで持ち帰れば、二重の意味で明日の自分に恩恵をもたらすことになる。

translation : Yumi Kawamura photo : Getty Images

Premyuda Yospim / Getty Images

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