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面倒事は後輩に押し付け手柄を横取りする先輩男性。「俺の出世は確定」と宣言も、私が同僚と結託した結果!?

  • 2025.12.26

私はアラサーの会社員です。仕事は毎日忙しいですが、同僚たちとはプライベートでも仲が良く、励まし合いながら切磋琢磨していました。ただ、A山さんという男の先輩だけは苦手で……。

手柄を横取りする先輩

A山さんは、仕事を後輩に押し付けておきながら、手柄だけは自分のものにするような人でした。私を含めた後輩たちに、「おい、これを明日までにやっておけ」と平然と言うその態度に、私は毎日イライラしていました。

そんなある日のことです。会社にとって重要な取引先向けのプレゼンが決定。そして、資料作成と発表はA山さんがするとのことでした。私は嫌な予感がしながらもいつも通り仕事を進めていると、A山さんに声をかけられました。そして案の定、「今度のプレゼンの資料、お前が作っておけ。大切なプレゼンだから、絶対にヘマはするなよ」と言われてしまったのです。

私は内心、「私に資料作りを押し付けて、いい結果はすべて自分のものにするんでしょ?」とあきれながらも、私がやらなければ他の同僚に負担をかけてしまうと考え、「わかりました。期日までに提出します」と返事をしたのでした。

同僚からの助言を受け…

その日の夜、私が残業をしながらA山さんのプレゼン資料を作っていると、仲のいい同僚・B子が「遅くまで頑張っているね」と声をかけてくれました。

そして、私がA山さんの件を相談すると、「資料作成の履歴や発案メモを残しておこうよ。あとでA山さんが作っていないことがわかるように」とのアドバイスが。

翌日からは、B子を含めた同僚数名も協力してくれ、私たちは夜遅くまで資料作成に没頭しました。もちろん、履歴や集めた資料、メモなどはしっかり残しておきました。

一方、そんな私を見たA山さんは、満足そうに「ちゃんとやってるみたいで安心したよ。俺が素晴らしいプレゼンができるように頑張ってくれ! それと、お前とB子は一応、会議に参加するように」と言って、去って行ったのでした。

ついに真実が明るみに

そして、ついに迎えたプレゼン当日。A山さんは私とB子に向かって、「これで俺の出世は確定だな」とニヤニヤしていました。

その後、堂々と胸を張り、まるで自分が準備したかのようにプレゼンを開始。「いや~、今回の資料作成には苦労しましたよ。ご期待に沿えるために力を尽くしました」と得意げにしゃべるA山さんの様子に、私とB子は顔を見合わせました。

発表が終わり、取引先の担当者からは、プレゼン資料を深掘りするような質問が。A山さんは「えっと……」と口ごもりながら、私の腕を肘で突いてきました。

その瞬間、私とB子は立ち上がり、私は「途中での発言をお許しください。実は、今回の企画立案と資料を作ったのはA山ではなく、私と彼女です。そのため、質問には私たちが答えさせていただきます」と告げたのです。

「なお、こちらが作成したデータの履歴です。引用元、出典なども一覧表として保存済ですので、どんなことでもお答えできると思います」

会議室の空気は一変し、A山さんは椅子に座ったまま「えっ、どういうことだよ!?」と激しく動揺していました。

努力が報われた瞬間

その後、A山さんは上司に呼び出され事情聴取を受けたよう。今までの悪行もすべてバレ、彼の信用は地に落ちました。A山さんの社内での居場所はどこにもなく、辞めるのは時間の問題だと思います。

一方、取引先との契約は無事に進み、資料を作った私たちの評価は上がる結果に。今後は、A山さんのような後輩の手柄を自分のものにするような社員が現れないよう、体制を変えていくとのことなので、引き続き、同僚たちと切磋琢磨しながら仕事を頑張っていきたいです!

※本記事は、実際の体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。

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著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部/ムーンカレンダー編集室

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