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「狙われやすさにつながる」元警察官が警告。 夜のコンビニは危険だった…犯人が「標的にする人」の行動パターンとは?

  • 2026.1.20
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

夜間のコンビニ利用に不安を抱く人は少なくありません。特に強盗事件などの犯罪リスクに直面すると、なぜ被害が起こるのか、どうすれば安全に利用できるのか悩みがつきません。

では、どのような場面で危険が高まるのか、そして私たちが日常的にできる安全対策は何かを元警察官のりょうせいさんに詳しく伺いました。

この記事を読めば、夜のコンビニ利用時の注意ポイントがわかり、安心して行動できるヒントが得られます。

夜のコンビニ強盗は主に店員さんに被害が及ぶのはなぜ?

---夜のコンビニで強盗犯がターゲットを選定する際、どのような心理的・行動的な「隙」を見極めているのでしょうか?

りょうせいさん:

「夜のコンビニで発生する強盗事件は店員さんに危害が向くケースがほとんどです。実際に私が警察官として臨場してきた現場でも、犯人の目的は現金であり、レジ対応をする店員に刃物や凶器を向けるケースがほとんどでした。

一方で例外的に注意が必要なのが、コンビニの駐車場や退店直後のタイミングです。これらは店員さんの監視の目が届かず、人目も少なくなりやすいため、犯人にとっては「捕まりにくい環境」になります。強盗犯は大胆に見えても、周囲に人がいないか、逃走しやすいかを常に確認しています。

もし利用客に危害が及ぶとすれば、こうした環境面に加え、スマートフォンを操作しながら歩く、イヤホンを付けたまま周囲を見ていないなど、「警戒心が低い」と映る行動が重なった場合だと思います。」

利用客が強盗犯に狙われやすい「場所とタイミング」とは?

---夜のコンビニ利用時に狙われやすい行動パターン(例:ATM操作後の財布の扱い方、駐車場での車の乗降時の動作など)について、具体的に教えていただけますでしょうか?

りょうせいさん:

「夜のコンビニで利用客にリスクが生じるとすれば、特定の行動パターンが重なった時です。

代表的なのが、ATM操作後と車の乗り降りの瞬間です。犯人の視点で見ると、ATMを利用した直後の人は「現金を持っていそう」と映りますし、操作に集中している分、周囲への注意が薄れていると判断されやすくなります。

また、駐車場で車に乗り込む、降りるといった動作の最中も注意が必要です。ドアの開閉や荷物の扱いなど、何らかの行動をしている時は意識がそちらに向き、気が緩みやすくなります。犯人はそうした「一瞬の油断」を狙います。

さらに、スマートフォンを見ながら歩く、イヤホンを付けたまま行動することで、視覚や聴覚が遮られます。その結果、周囲の異変に気付きにくくなり、犯人から見れば「声をかけやすい」「近付きやすい」状況を自ら作ってしまうことになります。行動そのものよりも、「注意が分散している状態」が狙われやすさにつながるのです。」

夜のコンビニ利用時に特に危険な行動パターンとその対策は?

---夜のコンビニ利用時に狙われないために、明日からすぐ実践できる「最も効果的な防犯行動」を教えていただけますでしょうか。

りょうせいさん:

「夜のコンビニを利用する際にまず意識してほしいのは、「人の多さ」です。少し買い物をしたいだけであっても、近くに複数の店舗がある場合は、利用客が多く、車通りや人通りのある店舗を選ぶことが大切です。犯人は捕まりにくい環境を好むため、周囲の目がある場所は自然と避ける傾向があります。

また、時間帯にも注意が必要です。同じ夜でも、19時台と深夜帯では客の数が大きく異なります。時間が遅くなるほど店内や駐車場は静かになり、店員が1人になるケースも増えます。可能であれば、比較的利用客の多い時間帯を選ぶことが、リスクを下げる行動につながります。

加えて、入店時や退店時にスマートフォンを操作しながらイヤホンを付けたまま行動することは避けましょう。視覚や聴覚が遮られることで、周囲への警戒心が低下してしまいます。さらに、財布にお金を入れながら商品をバッグに入れるなどの「ながら行動」も注意が必要です。一つ一つの動作を落ち着いて行い、周囲に目を配る意識を持つことが、最も効果的な防犯行動と言えます。」

夜のコンビニ利用時の安全意識でリスクを減らす

夜のコンビニで起きる犯罪の多くは店員さんを狙うものですが、利用客にも注意が必要な場面があります。特に駐車場や退店直後の人目が少ない場所はリスクが高まるため、注意が欠かせません。また、スマートフォン操作やイヤホン使用など、周囲への警戒心が低くなる行動が重なると狙われやすくなります。反対に、人通りや車通りが多く、利用客がある程度いる店舗を選び、入退店時は落ち着いて行動することでリスクを大きく軽減できます。時間帯も考慮し、深夜よりは早い時間帯の利用を心掛けるとより安心です。こうした基本的な心構えが、安全に夜のコンビニを使うための第一歩となります。


監修者:防犯インフルエンサー りょうせい(りょうせい 元生活安全課

元警察官(警察歴10年)。生活安全課で行方不明やDVなどの人身事案を担当し、防犯の広報や啓発活動にも携わる。現在は防犯アドバイザーとして活動し、Xや音声配信(StandFM)を通じて、日常生活に取り入れやすい防犯の工夫を発信している。