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「生ハムとカボチャのクリームニョッキ」控えめに樽を感じるシャルドネと合せて【ワインと料理 ペアリングの愉しみ】

  • 2025.11.30

今回は「生ハムとカボチャのクリームニョッキ」をご紹介します。

旬のカボチャは甘みが強く、生ハムの塩気との相性は抜群。また、ニョッキのもちっとした食感に、クルミのカリッとしたアクセントが加わることで、一皿の満足感がぐっと高まります。

ニョッキ生地は、カボチャの風味を活かすため粉の量を控えめにしています。その分、水分が多く扱いにくいため、成形はせずサラダ油を付けたスプーンですくってゆでるレシピにしました。ゆでる際に崩れないためにも、生地はしっかりと練り混ぜておきましょう。

茹で上がったニョッキは、温めた生クリームで軽くからめて器に盛り、生ハムとクルミをのせ、粉チーズを振れば完成です。

生地を準備しておけばパーティーや持ち寄り会の一皿としても大活躍。ワインとの相性も良く、これからの季節にぜひ試していただきたいメニューです。

■生ハムとカボチャのクリームニョッキ

調理時間 30分

レシピ制作 保田美幸

生ハムとカボチャのクリームニョッキ

【材料】(2人分)

カボチャ(正味) 200g(1/8個)

水 100ml

塩 少々

薄力粉 50g

サラダ油 適量

生クリーム 50ml

生ハム(長いタイプ) 4枚

クルミ 2~3粒

粉チーズ 大さじ 1

【作り方】

1、カボチャは種とワタを切り取り、皮をむいて正味200gにする。粗い角切りにして鍋に入れ、水と塩を加えて強火にかける。煮たったら弱火にし、鍋に蓋をして10~15分柔らかく蒸し煮にする。

2、蓋を外して中火でゆで汁を飛ばしながら潰す。火を止めて、網に漉してボウルへ移す。

3、薄力粉を2回に分けて加えてヘラでよく練り混ぜる。

4、鍋にたっぷりの湯を沸かし、サラダ油をつけたスプーンでひとくち大にすくって静かに落とし入れる。浮いてきたら約10秒ゆでてバットへ取り出す。

5、フライパンに生クリームと分量外の塩少々を入れて中火で煮たて、ニョッキをからめて器に盛る。生ハムをちぎってのせ、クルミを手で割って散らし、粉チーズを振る。

・ニョッキの甘みを引き締める シャルドネ

今回のペアリングワインは、ブルゴーニュの白ワインを合わせました。フレッシュな酸がカボチャと生クリームの甘みを引き締め、生ハムの脂や塩味を引き立てます。また、少量の生クリームが控えめな樽のニュアンスと調和。バランスのよい口当たりを楽しめます。

▼今回使用したワイン情報

【商品名】ブルゴーニュ オート コート ド ニュイ ブラン フォンテーヌ サン マルタン 2022

【生産者】ドメーヌ ミッシェル グロ

【種類】白ワイン

【品種】シャルドネ

【風味】白桃、洋梨、リンゴの青みがかった果実香と、柑橘系(レモン、グレープフルーツ)のフレッシュなニュアンス。ほのかにアカシアやハーブも感じられる。樽の香りは控えめで、軽いバニラやナッツ香、トースト感。全体的に樽香は控えめで、果実味を感じやすい。

【アルコール度数】13%

【産地】フランス ブルゴーニュ

(保田 美幸)

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