1. トップ
  2. 小学生でも分かる問題に挑戦!「8725−5998」→暗算できる?

小学生でも分かる問題に挑戦!「8725−5998」→暗算できる?

  • 2026.1.1
undefined

大きな数の引き算では、繰り下がりが多くなるため、途中で混乱してしまうことがあります。

しかし、少し工夫をするだけで計算が一気に楽になります。

今回は、引き算を簡単にするための考え方を紹介します。

暗算にも使える便利な方法なので、ぜひ身につけておきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
8725−5998

四桁どうしの引き算です。繰り下がりが多い計算ですが、工夫を使うと簡単に求めることができます。

解説

今回の問題の答えは「2727」です。

ここでは、引かれる数と引く数の差を求めるために、次のような工夫を使います。

(1)8725から6000を引く
8725−6000=2725
(2)2725に「2」を足す
2725+2=2727

今回の元の計算は「5998を引く」ものでしたが、
5998は6000に非常に近いため、

いったん6000を引く → 引きすぎた2を戻す

という流れで計算をしています。

このように、引く数がキリのいい数に近い場合は、そのキリのいい数で置き換えて計算すると、とても処理しやすくなります。

数学的な式変形

この計算の工夫は、式として次のように表せます。

8725−5998
=8725−(6000−2)
=8725−6000+2
=2725+2
=2727

「5998」を「6000−2」と見なすことで、より簡単な計算に変形していることが分かります。

まとめ

今回は、引く数をキリのいい数に置き換えることで、引き算を簡単にする方法を紹介しました。

四桁や五桁の大きな数では、この工夫が特に効果的です。

計算に慣れてくると、暗算でも素早く正確に答えを求められるようになります。

ぜひ他の問題でも試してみてください。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


スピード勝負!他の問題にも挑戦しよう!

【脳トレ】角度を求める方法、覚えてる?→意外と忘れがちな『図形問題』特集
【脳トレ】角度を求める方法、覚えてる?→意外と忘れがちな『図形問題』特集