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【日本橋】「石橋財団コレクション選特集コーナー展示 安井曾太郎」@アーティゾン美術館

  • 2025.11.17

日本橋のアーティゾン美術館では「石橋財団コレクション選 特集コーナー展示 安井曾太郎」が2026年1月12日(月・祝)まで開催されています。

出典:リビング東京Web

近代日本洋画の巨匠・安井曾太郎、その画業をたどる特集展示

本展では、近年新たに収蔵された代表作《座像》(1929年)を中心に、安井曾太郎の画業を滞欧期から晩年にかけて振り返ります。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

フランス留学を経て、安井は「デフォルメによる本質の表現」を追求し、独自のスタイルを確立しました。特に《座像》は、彼の名を広めた重要作であり、「安井様式」の到達点ともいえる作品です。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

静物画とともに展示される“実物の絵皿”も必見

本展の見どころのひとつは、安井の静物画とそのモチーフとなった実物の絵皿の展示です。この絵皿は、日本橋の美術商・瀬津雅陶堂の初代当主であり、安井の門下生でもあった瀬津伊之助から借り受けたものになります。安井が古美術の世界へと関心を深めるきっかけにもなった品で、作品とオブジェの関係性が体感できます。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

さらに、1947年から1956年にかけて安井が手がけた雑誌『文藝春秋』の表紙絵42点も展示されています。初期にはコラージュやガッシュ、水彩など多彩な技法が用いられ、1951年以降は油彩へと移行。時代とともに変化する表現を通じて、安井の柔軟な感性と創作の幅を垣間見ることができます

油彩、版画、静物画…安井曾太郎の多面性に出会う

油彩、版画、静物、装丁画と、幅広いジャンルにわたる安井曾太郎の仕事を一堂に見られるこの展示。近代日本洋画の流れの中で、彼が果たした役割と、その画業の奥行きに触れられる貴重な機会となっています。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

アーティゾン美術館の豊富なコレクション

アーティゾン美術館を運営する石橋財団は、19世紀後半の印象派から20世紀の西洋近代絵画、明治以降の日本の近代絵画、第二次世界大戦後の抽象絵画、日本および東洋の近世・近代美術、ギリシア・ローマの美術など現在約3,000点の作品を収蔵しています。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

印象派の画家モネの作品、ピカソ、マティス,セザンヌやルノワールの作品も展示されています。以前見逃してしまったという作品も展示されている可能性もありますのでまた訪れて、ゆっくり楽しんでみてはいかがでしょうか。

出典:リビング東京Web

会場展示風景

どの作品も細部まで見応えがあり、何度訪れても新たな発見があるでしょう。 美術館ならではの静かな空間で、作品の魅力を存分に楽しめます。

出典:リビング東京Web

同時開催のジャム・セッション「石橋財団コレクション × 山城知佳子 × 志賀理江子 漂着」も、展示とあわせて同時に鑑賞できますので、ぜひチェックしてみてください。 個性豊かな作品を一度に楽しめる貴重な機会です。

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