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「景色綺麗だね!」彼との初めての海外旅行。だが、彼がずっとスマホを覗いていた理由に絶句【短編小説】

  • 2026.3.14

本記事はフィクションです。物語の登場人物、団体、名称、および事件はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。

ファインダー越しの海外旅行

付き合って二年の彼と、念願だった初めての海外旅行へ行った時のことです。

青い海と白い砂浜が広がる美しいビーチに到着し、私は目の前の絶景に感動していました。

「わあ、景色綺麗だね!水が透き通ってる!」

興奮して話しかけても、隣にいる彼からの反応は薄く、「あー、うん。そうだね」と上の空です。

彼は到着した瞬間に風景と私の写真を数枚パシャパシャと撮ったきり、その後はずっと下を向いて自分のスマホの画面に釘付けになっていたのです。

夜になり、奮発して予約した海沿いのレストランで美味しいディナーを前にしても、状況は同じでした。

料理が運ばれてくると、彼は様々な角度から写真を撮りまくります。

しかし、いざ食事が始まっても、彼はフォークを持たない方の手でずっとスマホを操作し、目の前の私と会話をしようともしませんでした。

画面の中の「いいね」と現実の別れ

せっかくの海外旅行なのに、なぜ彼はそんなにスマホばかり見ているのでしょうか。

不信感を抱いた私が、向かいの席から彼の手元を覗き込むと、信じられない光景が目に入りました。

彼は、日本の友達とのグループチャットに「海外なう。マジ最高」と写真を連投し、さらに自分のSNSを開いては、さっき投稿した写真への「いいね」の数を、数秒おきに必死にリロードして確認していたのです。

目の前に広がる美しい景色や、奮発した美味しい料理、そして一緒にいる彼女よりも、遠く離れた日本からの「いいね」や羨望のコメントの方が、彼にとっては重要だったのです。

私は絶句し、怒りを通り越して完全に呆れ果ててしまいました。

「そんなに画面の中の世界が大事なら、日本にいるのと変わらないね。私は現実の旅行を楽しんでくるから、ずっとネットのお友達と会話してなよ」

私は自分のスマホの電源を切り、彼をレストランの席に置いたまま、一人で夜の街へ散歩に出かけました。

「えっ、ちょっと待てよ! どこ行くの!?」

と焦る彼の声が背後から聞こえましたが、私は振り返りませんでした。

残りの日程は、彼と別行動をして一人で自由気ままに海外の空気を満喫しました。

帰国後、目の前の現実を大切にできない彼とは、すっぱりと縁を切ったことは言うまでもありません。

 

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。
※本コンテンツのテキストの一部は、生成AIを利用して制作しています。

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