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【MLB】鈴木誠也の同点弾に続き……吉田正尚の決勝タイムリーも史上初の快挙 米メディアは「ヤンキース戦で歴史に名を刻む」と伝える

  • 2025.10.1
ボストン・レッドソックスの吉田正尚 (C) Getty Images
SPREAD : ボストン・レッドソックスの吉田正尚 (C) Getty Images

レッドソックス吉田正尚外野手が30日(日本時間10月1日)、敵地で行われたヤンキースとのワイルドカードシリーズ(WCS)第1戦に代打で出場。逆転の2点適時打を中前に放ち、チームの勝利(3ー1)に貢献した。あと1勝で4年ぶりのディビジョンシリーズ(DS)進出が決まる。

■PS初打席、初球をいきなり強振

ア・リーグ東地区対決となった第1戦、試合を決めたのは吉田のバットだった。0ー1で迎えた7回1死二、三塁。この日、吉田の代わりにDHに入ったロブ・レフスナイダー外野手の代打として登場すると、ヤンキース2番手の右腕ルーク・ウィーバー投手が投じた初球ストレートを強振。豪快なスイングから生まれた打球は二遊間を破り、中前に達する2点適時打となった。

逆転に成功したレッドソックスは9回にも1点を追加。最後は守護神アロルディス・チャップマン投手がヤンキースの反撃をかわし、DS進出へ王手をかけた。

値千金の決勝打を放った吉田について、米データサイト『Opta STATS』は「レッドソックスのヨシダが歴史を作った。自身のチームが負けている状況で、ポストシーズン初打席に立ち、その初球で勝ち越し打を放ったが、これはMLB史上初の快挙」と伝えた。

■球団SNSは「時の人」と祝福

渡米3年目で初のポストシーズンに臨んでいる吉田。いきなりの一振りでメジャー記録を樹立した形となり、米メディア『CLUTCH POINTS』も「ヨシダがヤンキース戦でMLBの歴史に名を刻む」と紹介した。

今季は右肩の故障で出遅れ。7月に初出場を果たしたが、なかなか調子が上がらず苦しいシーズンとなった。それでも9月に月間打率.333と復調。その勢いをポストシーズンに持ち込んだ。

また、球団は試合後に公式インスタグラムを更新。「Man of the hour(時の人)」とつづり、吉田がクラブハウス内で祝福される姿をアップした。吉田はプレートを手にしており、そこには手書きで「Player of the Game」という文字が刻まれていた。

この日はヤンキースの先発が左腕マックス・フリード投手ということでベンチ待機となったが、明日も同じく左腕のカルロス・ロドン投手が予定されている。吉田の起用方法もポイントとなりそうだ。


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