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「再現度高すぎ」「イライラする」原作に忠実な“モラハラ化石主人公”初回放送に相次ぐ称賛の声【新・火曜ドラマ】

  • 2025.10.13

夏帆と竹内涼真がダブル主演のTBS系 火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』(毎週火曜よる10時)の第1話が10月7日に放送された。本作は、ぶんか社から出版されている谷口菜津子作の同名漫画を原作にしている。
亭主関白的な考え方を持つ海老原勝男(竹内涼真)は、同棲していた献身的な彼女・山岸鮎美(夏帆)にプロポーズするもなぜかフラれてしまう。第1話では自分に自信があった勝男のキャラクターと、なぜ鮎美に別れを告げられたのかを反省する姿に視聴者の反響が集まっていた。

※【ご注意下さい】本記事はネタバレを含みます。

竹内涼真演じる無自覚モラハラ男“勝男”に原作ファンも絶賛!

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火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第1話より(C)TBSスパークル/TBS

仕事も順調で、容姿も良く、同棲していた鮎美へのプロポーズもうまくいくことを疑わなかった勝男は、鮎美の「無理」という返答に呆然。鮎美が出て行った後、生活がすさみ、新たな恋を求めて参加した合コンでも、古い考え方の勝男に女性陣が引いていた。

“男が料理をするなんて”という考え方を持ち、タイプの女性は“筑前煮がおいしく作れる子”という勝男。鮎美と同棲していたころにも、彼女が和食の夕食に「強いて言うなら、全体的におかずが茶色すぎるかな。もうちょっと彩りを入れた方がいい。」「鮎美がもっと上を目指せるって意味でのアドバイス」と笑顔で言っていた。SNSでは、「エグいな」「言われたくなさすぎ」「余裕の笑顔で地雷踏みまくり」「天才すぎてもはや尊敬するレベル」と、勝男のキャラクターに反響が続出していた。

原作ファンからも「雰囲気からしてモラハラが溢れてるとこが自然」「再現度高すぎる」「原作に忠実」「ほんとに化石でイライラするのが最高」と称賛の声が上がっている。

変わろうとする勝男に視聴者「応援したくなってきてた」「憎めない」

勝男は、鮎美に別れの理由を尋ねるも「勝男さんには分からないし、分かってほしいとも、もう思わないかな…」と告げられた。

その後、鮎美以外の女性からも敬遠される自分を客観視しはじめた勝男。会社の後輩たちに、自分のことではなく“友人のこと”として相談してみると、“化石みたいな人”と称されてしまう。「その人って筑前煮作ったことあります?」「作ってみたら元カノさんの気持ちがわかるんじゃないですか?」と後輩の提案を聞き、勝男は筑前煮を作ってみることに。

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火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第1話より(C)TBSスパークル/TBS

さらに、料理が好きな後輩の白崎(前原瑞樹)が、めんつゆを使って肉じゃがを作っていることを「邪道じゃない?手抜きでしょ?」指摘する勝男。すかさず白崎は、「めんつゆの材料って知ってます?」「馬鹿にしてますけど、めんつゆが何でできているかもわからないじゃないですか」とその場を立ち去ってしまった。勝男は自分でめんつゆを作ってみるが…。筑前煮もめんつゆも作ってみて、大変だということを知った勝男が、料理を作るのは女性、手抜きは邪道と決めつけてきた自分を顧みるのだった。

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火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』第1話より(C)TBSスパークル/TBS

さじ加減を間違えると"離脱者"も増えそうな"モラハラ化石男"っぷりの勝男。しかし終盤では、意地と行動力、健気な面も見え、「柔軟に変わろうとしてて憎めない」「がんばれ!」とエールさえも上がるほどイメージが変わっていた。視聴者から"見放されない主人公"として描かれている脚本と演出、そして演じている竹内に対して「すごい」「絶妙なライン完璧」といった称賛の声が放送後も聞こえている。

一方、鮎美は髪もピンク色に染め、知人と過ごす日々を満喫している様子だ。ラストで勝男と鉢合わせする場面も描かれている。SNSでは、「解放感に溢れててとっても素敵」「本当はどんな人なのか」と、勝男と別れた鮎美への注目や今後の期待が高まっていた。鮎美と勝男の未来はどうなるのか? リアルかつコミカルに描かれる2人の再生ストーリーから目が離せない。


TBS系 火曜ドラマ『じゃあ、あんたが作ってみろよ』毎週火曜よる10時
ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。