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今期2作品レギュラー出演…!“朝ドラで一躍有名”になった実力派俳優、“主役級キャスト”集結の新ドラマで大活躍

  • 2025.10.14

脚本・三谷幸喜、主演・菅田将暉で贈る話題のフジテレビ水10ドラマ『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』(以下、略して『もしがく』)。共演者に、二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波らが名を連ね、主役級の俳優が多数出演していることでも注目を集めている。1984年の渋谷のとある劇場を舞台に描かれる、この青春群像劇を第2話まで視聴したが、初回より格段に面白くなっており、続きが非常に楽しみなドラマだと感じた。

SNSにも「盤石の構え」「力量のある役者がそろってないと成立しない」「加速する面白さ」といったコメントが見られた。菅田をはじめ、個性的な顔ぶれが作品を彩っているが、本作のキャストの中から特に気になる2人をピックアップして紹介したい。

シングルマザーのダンサーが気になる純情警官役の戸塚純貴

『もしがく』は、渋谷にあるという設定の“八分坂(はっぷんざか)”が舞台。八分坂交番に新しく赴任した生真面目な巡査・大瀬六郎(戸塚純貴)は、改正された風営法を遵守しなければと意気込んでいる。ストリップショーも厳しく規制されるようになったため、大瀬はWS劇場のショーをしっかりと監視。ダンサーの毛脛モネ(秋元才加)が風営法に触れるストリップをした途端、大瀬はショーを中断させ、モネを連行。でも、大瀬はシングルマザーのモネが気になっており、モネの息子・朝雄(佐藤大空)への影響も考え、ストリッパーを止めた方がいいのではないかと心配している。

純情で、ややお節介の大瀬を好演する戸塚純貴は、2024年のNHK連続テレビ小説『虎に翼』に出演し、全国的な知名度を得た、現在33歳の人気俳優。彼が『虎に翼』で演じた轟太一は、主人公の寅子(伊藤沙莉)と出会ったころは、男らしさにこだわる九州男児だった。だが、親しい友人の花岡悟(岩田剛典)を亡くして深く傷つき、彼への想いに気づいた後は、繊細さを隠さない人物となった。戸塚は、感情表現が難しい轟を体現し、多くの視聴者に支持された。

轟は、苦しい胸のうちを明かすことができる仲間・山田よね(土居志央梨)と一緒に法律事務所を立ち上げ、弱い立場の人たちを助けてきた。そんな2人のバックストーリーが描かれる、『虎に翼』のスピンオフドラマ『山田轟法律事務所』が、2026年3月に放送されることが発表された。戸塚が演じる轟を、また観られるのがとてもうれしい。

10月期ドラマには2本レギュラー出演

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戸塚純貴(C)SANKEI

朝ドラ出演で有名になった戸塚だが、2010年の第23回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストで『理想の恋人賞』を受賞し、芸能界入りして以来、数多くのTVドラマや映画に出演してきた。TVドラマ『勇者ヨシヒコと導かれし七人』や、映画『銀魂2掟は破るためにこそある』『今日から俺は!!劇場版』などの福田雄一作品ではコミカルな演技を披露。三谷作品には、映画『スオミの話をしよう』にも出演した。

『ケアニン〜あなたでよかった〜』から続く主演映画シリーズでは、心優しい明るい新米介護福祉士を演じた戸塚。この作品のPRの際、戸塚にインタビューしたのだが、とても真摯に役柄について、そして俳優業について語ってくれたのが印象的だった。もしかしたら、あまり知られていないかもしれないが、戸塚の魅力が詰まったシリーズなので、ぜひ観てほしい。

今クールは、『もしがく』と、日本テレビの土曜ドラマ『良いこと悪いこと』にも出演しており、引っ張りだこの売れっ子俳優として大活躍中だ。

「色気がすごい!」こわもての用心棒役の市原隼人

突如、“バイオレンスなトニー安藤”というテロップが出て、『もしがく』第1話に姿を現した用心棒役の市原隼人。すると、SNSには「登場かっこよすぎ」「えぐい」「色気がすごい」といったコメントが並び、画面に釘付けになる視聴者が続出した模様だ。菅田が演じる主人公・久部三成が飲み代を払えなかった時、脅す役割を担ったトニー。第2話では、なんとWS劇場で働くことになった久部のサポートをすることになり、トニーは不満を隠せない。

コメディタッチの『もしがく』において、今のところ渋さ満点のキャラクターに扮する市原は、小学生の時にスカウトされ芸能界入りした、現在38歳の人気俳優。2001年、『リリイ・シュシュのすべて』で映画初出演にして主演を務め、『偶然にも最悪な少年』『チェケラッチョ!!』『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』などの映画に次々と主演。

TVドラマは、『ROOKIES』や、3作のNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』『鎌倉殿の13人』『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』で強い印象を残している市原。そして、主演作『おいしい給食』シリーズは、TVドラマ版も映画版も大人気で、2025年10月24日には最新作『おいしい給食 炎の修学旅行』が公開される。市原は“給食マニア”の教師役を、体を張った全力コメディ演技で熱演していて、『もしがく』のトニーとはまた違った魅力がたまらない。

幅広い作品で観る者を引き付け続ける俳優

市原が映画『ホテルコパン』に主演した際、インタビューしたのだが、彼の内面に関する話に心が震え、思わず筆者が涙すると、市原も一緒に泣いてくれたことが今でも忘れられない。なんて純粋な人なのだろうと思った。

シリアスなドラマ作品から、体当たりのコメディ作品、時代劇での殺陣や、現代劇でのアクションなど、幅広い作品でさまざまな役柄に挑戦し続けている市原。鍛え上げられた肉体美も有名だが、繊細な内面にも引き付けられる視聴者・観客は後を絶たない。そんな市原が、『もしがく』で演じる、“バイオレンスなトニー安藤”は、今後どのようにドラマを盛り上げてくれるのか…。これからの展開にも期待したい。


ライター:清水久美子(Kumiko Shimizu)
海外ドラマ・映画・音楽について取材・執筆。日本のドラマ・韓国ドラマも守備範囲。朝ドラは長年見続けています。声優をリスペクトしており、吹替やアニメ作品もできる限りチェック。特撮出身俳優のその後を見守り、松坂桃李さんはデビュー時に取材して以来、応援し続けています。
X(旧Twitter):@KumikoShimizuWP