どこから計算するのが正解？！「16−24×16÷24+16」→正しく計算できる？

2025.11.5

一見すると複雑な式でも、計算の手順をしっかり押さえておけば落ち着いて解けます。

式の中の特徴を見つけて工夫すれば、暗算で処理できることもあります。

正しく理解できているか、次の問題で確かめてみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
16−24×16÷24+16

見た目はややこしく感じますが、順序を守れば難しくありません。まずは自分で計算してみましょう。

解説

この計算の答えは「16」です。

途中の計算は次の通りです。

16−24×16÷24+16
=16−384÷24+16
=16−16+16
=0+16
=16

四則が混じった式は、次の順で計算します。

（1）掛け算・割り算
（2）足し算・引き算

したがって、最初に計算するのは「24×16÷24」の部分です。

掛け算・割り算の計算

掛け算と割り算は優先度が同じなので左から順に計算します。

24×16÷24
=384÷24
=16

別の考え方として、割り算を分数にして約分すると手早く処理できます。

（別解・計算の工夫）
24×16÷24
=(24×16)/24
=1×16
=16

足し算・引き算の計算

掛け算・割り算が終わると式は「16−16+16」になります。

16−16+16
=0+16
=16

以上より、答えは「16」です。

まとめ

四則の優先順位を守るだけで計算は一気に整理されます。

カッコがない式でも、まずは掛け算・割り算を先に処理し、その後に足し算・引き算へ進むという基本を徹底しましょう。

手順を意識して繰り返し練習すれば、計算の正確さと速さが身につきます。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることをご了承ください。

文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

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