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朝ドラ“初回放送”から泣けると話題のOP映像「涙出てきた」「鳥肌立ちました」いよいよ始まった『ばけばけ』【1週間解説】

  • 2025.10.5

髙石あかりがヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『ばけばけ』は、第1週「ブシムスメ、ウラメシ。」が放送された。人々の生活や価値観が揺さぶられた明治時代に幼少期を生きる松野トキ(福地美晴)と、その家族の葛藤が描かれた第1週となった。

この記事では、一週間の見どころを視聴者の反応とともに振り返る。

※以下本文には放送内容が含まれます

オープニングに大反響の第1話

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『ばけばけ』第1週(C)NHK

没落士族の娘・松野トキ(髙石あかり)と外国人の夫・ヘブン(トミー・バストウ)。怪談を愛し、ささやかな日常をともに歩む夫婦の物語。

明治のはじめ、小学生のトキは、父・司之介(岡部たかし)、母・フミ(池脇千鶴)、祖父・勘右衛門(小日向文世)と共に貧しい暮らしを送っていた。そんな中、司之介は娘に良い暮らしをさせようと一大決心を固める。

第1話の放送直後に、視聴者からは「ワクワクしました!」「名作の予感」など絶賛の声が多く上がっている。また、「オープニングだけで心が満たされます」「本編始まってないのにOPだけで涙出てきた」「鳥肌立ちました」など反響がやまない。

オープニングのタイトルバックで使用されている写真を撮影したのは、写真家の川島小鳥だ。2011年に刊行された写真集『未来ちゃん』は13万部を超えるヒットを記録し、映画『南瓜とマヨネーズ』では、ティザーヴィジュアルを担当。また、星野源のミュージックビデオ『Eureka』を監督するなど、活躍中の人物だ。本作の世界観を表現したポスターにも注目である。

武士の誇りとは

明治の世となっても武士の誇りを捨てきれず、働こうとしない松野家。小学校で将来の夢を聞かれたトキは、親友・野津サワ(小山愛珠)に影響を受け、教師になりたいと語る。稽古を教えてくれていた親戚の雨清水タエ(北川景子)に辞めたいと伝えるが、武家の娘に働き口は不要であると否定され、落ち込んでしまう。そんなトキの前に現れたのは、タエの夫・傳(堤真一)だった。

見守る母の安心感

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『ばけばけ』第1週(C)NHK

武士のプライドを理由に働かなかった司之介が、かつての部下・金成初右衛門(田中穂先)と共にうさぎを仕入れて販売する商売を始めることに。勘右衛門は激しく反対するが、トキとフミは新たな一歩を踏み出した司之介を応援する。商売は順調に進み、松野家の食卓にも笑顔が戻る。喜ぶトキのため、司之介はさらに商売を拡大しようと目論む。

司之介の再出発を案じながらも見守るフミの姿に、視聴者からは「落ち着きある雰囲気がピッタリ」「大黒柱」「池脇さんが見たさにばけばけ見てる」など、注目が集まっている。

父が抱えた負債

ある日、司之介が突如姿を消す。戻らない日々に不安を募らせる松野家一同だった。登校途中のトキは、父を見つけ「帰ろう」と声をかけるが、司之介は頑なに拒む。実は、うさぎに税が課され、価格が暴落。多額の借金をしてうさぎを仕入れていた司之介には、膨大な負債が残ってしまったのだった。司之介はトキに「働いてくれるな?明日から」と告げる。一方、アメリカではヘブンが生きる希望を失いつつあった。

学ぶことが好きで教師を目指していたトキにとって、学校に通えないというのは残酷な現実だ。この展開に「岡部たかしの演技がウマすぎて逆にムカつく」「本当に胸が痛い」「きつい内容」など視聴者の感想が多く寄せられている。

借金返済に追われる日々

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『ばけばけ』第1週(C)NHK

明治19年。成長したトキは、借金返済のため親戚・傳が経営する機織り工場で働いていた。しかし膨大な借金の前に生活は困窮。借金取り・森山(岩谷健司)が現れ「トキを遊郭へやれば返済できる」と迫る。苦境を前に、トキは婿を迎えて働き手を得る策を提案する。同僚のチヨ(倉沢杏奈)、せん(安達木乃)とともに、有名な恋占いを試すことになるが。

今週は、没落士族の娘・トキとその家族が、それぞれの苦境や誇りと向き合いながらも、一歩ずつ新しい道を模索していく姿が描かれた。親子や家族の絆の揺らぎと再生、そして未来へつながる選択が交錯する週であった。次週はどのような展開が待っているのか、見守りたい。


NHK連続テレビ小説『ばけばけ』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
NHK オンデマンド(放送7日後より配信)・NHK ONEで見逃し配信中