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新築一戸建てを4,400万円で購入も…「毎週掃除してます」引っ越し当日に発覚した“大誤算”

  • 2025.9.29

「ようやく手に入れた、夢のマイホーム。それなのに…」

30代後半、転勤を機に大阪で4,400万円の新築一戸建てを購入されたYouTuber「孤独なおじさんの家」さん。家族との新しい生活に胸を膨らませていた彼を待ち受けていたのは、理想とはかけ離れた現実だったようです。

「家の前に大きな鉄製のロッカーが捨てられているのを見つけたときは、本当に言葉を失いましたね」

完成したわが家で彼が目の当たりにしたのは、想像もしなかった近隣トラブルの数々でした。そして、その対処に追われる日々の中で彼が見つけた“新しい生き方”とは、どのようなものだったのでしょうか。これは、一人の男性が体験した、マイホーム購入の理想と現実の記録です。

縁もゆかりもない土地でのマイホーム購入の理由

理想とかけ離れた現実に直面するに至った背景を理解するには、まず彼がこの土地を選んだ理由を知るのがよいかもしれません。

「30代後半での大阪転勤が、マイホーム購入の直接のきっかけでした。この年齢になると住宅ローンが80歳まで続く可能性も現実味を帯びてきますから」

「ここで決断しなければ、どんどん先延ばしになってしまう」。そう考え、縁もゆかりもない土地での購入に踏み切ったのだといいます。

「幸い、妻が大阪出身だったので、購入への反発はなかったですね」

当時はマンション価格が高騰していたこともあり、一戸建てのほうが現実的な選択肢だったとのこと。何よりも家族が暮らしやすい立地や周辺環境を最優先に考え、現在の土地を選んだのだそう。

家族が暮らしやすい立地や環境を重視して選んだ理想の土地。完璧な立地条件、理想的な間取り。すべてが揃ったと思われた夢のマイホームでの新生活が、ついに始まろうとしていました。

引っ越し当日に発覚した糞尿被害

期待に胸を膨らませて迎えた入居日。新しい家での第一歩を踏み出そうとした彼を待ち受けていたのは、想像もしていなかった光景でした。

「まさか初日からこんなことになるとは…」

理想のマイホーム生活の始まりを楽しみにしていた彼でしたが、最初のトラブルは、なんと引っ越し当日に起こりました。家の周りで動物の糞を見つけたのだとか。

「おそらく、家が建ち、砂利が敷かれたことで、猫やその他の動物にとって格好の“安らぎスポット”兼トイレになってしまったのでしょうね」

新築の綺麗な外観とは裏腹に、敷地内は動物たちの格好のトイレスポットとなっていたようです。しかも、一度きりではなく、複数回に渡り定期的に発生する被害に頭を悩まされたそう。

「自分で飼っているペットならまだしも、どこの誰とも分からない動物の糞の後始末を続けるのは、精神的にこたえました」

夢のマイホームでの生活は、予想外のお掃除からスタートすることになりました。

怒りの矛先がない不法投棄との闘い

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出典:孤独なおじさんの家さん「【新築一戸建て住宅】不法投棄されました」(YouTube)

糞尿被害以上に彼を苦しめたのが、不法投棄だったといいます。

「ある日突然、家の前に大きな鉄製のロッカーやサッカーボールが捨てられていたときは、本当に言葉を失いましたよ」

すぐに警察に相談したものの、犯人の特定は困難で、結局は自己負担で処分するしかないという現実が待っていたそう。

「家の施工不良であれば工務店という相手がいますが、不法投棄は怒りのぶつけどころがなく、ただ嫌な気持ちだけが残る。これが一番つらい点なんです」

施工ミスなら相手がいます。しかし不法投棄は“見えない相手との戦い”。怒りをぶつける先がないもどかしさが、彼の心を重くしたと言います。

地道な対策で見えてきた光明

予想外のトラブルに頭を悩まされた、孤独なおじさんの家さん。彼は、地道に解決へと乗り出していきました。

「動物の侵入を防ぐため、敷地に広範囲のトゲトゲマットを設置しました。猫が嫌がる匂いのするものをまいたりもしましたね」

地道な対策ではありましたが、これにより動物が寄りつかなくなり、糞尿被害はようやく収まったとのことです。

一方、直接的な対策が難しい不法投棄に対しては、彼が心がけたのは「家の周りを常に綺麗に保つこと」だったそうです。

「毎週、自宅の敷地だけでなく、前の道路なども含めてゴミ拾いをしています」

タバコの吸い殻は毎週のように落ちているものの、それでも彼はめげずに続けているのだそう。

「『こんなに綺麗な場所に捨てるのは気が引けるな』と相手に思わせる、ささやかな抵抗ですね」

YouTubeという「救い」の発見

そして数々のトラブルに見舞われた彼が見つけた、意外な解決策。 それは、ご自身の体験をYouTubeで発信することだったそうです。

「私はこれらの失敗談をYouTubeで発信し、笑いに変えることで精神的な負担を軽くしています」

トラブルを嘆くのではなく、それを笑いに変える。この発想が、彼の心を軽くしてくれたようです。

これから家を建てる人へ。孤独なおじさんが伝えたい教訓

一連のトラブルを通じて、彼がたどり着いた境地とは、どのようなものだったのでしょうか。

「『完璧を求めすぎない』ことの大切さです。安全性に問題がなければ、多少のことは『まぁ、いっか』と受け流す。その心の余裕が、交渉のストレスや夫婦間のいさかいをやわらげてくれるんですよね」

変えられない環境を嘆くのではなく、それを受け入れてどう楽しむか。この視点の転換が、彼の生活を変えていきました。

「きらびやかで完璧な生活だけが幸せではありません。トラブルだらけの『ありのままの生活』にも面白さがあるんですよ」

もちろん、明らかな被害や法的問題には毅然として対処すべきでしょう。しかし、すべてを完璧にコントロールしようとすると、マイホームでの生活の楽しさすら失いかねないのかもしれません。

どこまでを「受け入れる現実」として捉え、どこからを「改善すべき問題」として取り組むのか。その線引きを自分たちの中で持つことが、夢のマイホームで後悔しないための、最も重要なことなのかもしれませんね。


取材協力:孤独なおじさんの家さん(YouTube

※本記事は動画の権利者に許諾を得た上で記事の制作・公開を行っています