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「準備が8割、当日が2割」閉幕直前の万博、50回以上通い詰める達人が教える“NG行動3選”

  • 2025.9.30
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

閉幕が迫る大阪・関西万博は1日20万人を超える来場者でにぎわっています。「最後に1度は行ってみたい」そんな思いを胸に秘めている方も多いのではないでしょうか。

その舞台裏を知り尽くす男性がいます。50回以上万博に通い、YouTuberとしても活動している万博ニキ(パクニキ)さん。彼は、これから足を踏み入れる初心者に向けて、留意しておくべきNG行動3選を語ってくれました。 

今回は、パクニキ氏だからこそ導き出せる「NG行動3選」を、その理由と対策と共にお届けします。

NG行動その1:予約時間ギリギリ到着

パクニキ氏が「声を大にして伝えたい」と力説するのが、入場タイミングの重要性です。

「予約している入場時間の、最低でも1〜2時間前には会場(夢洲駅)に到着しておくことをおすすめします。だらだらして午後から入場となると、すんなり入れたように見えても、会場内はすでに各パビリオンが2〜3時間待ちの長蛇の列になることがあります。当日予約も何も取れず、『1日中ずっと待っているだけで、何も見れなかった』と後悔することになるのは避けたいですよね」

一方、早朝組が享受できるメリットについて、パクニキ氏はこう語ります。

早く入場できれば、人気パビリオンの待ち時間も比較的短く、何より「当日予約のチャンスが大きい」というメリットがあります。まさに『早起きは三文の徳』ですね」

さらに、夕方から並び始める人も少なくないのだそう。

16時から夜間入場でも同様で、15時ごろから並び始める人もいます。実際、10時入場では当日予約はほぼ残っておらず、9時半でも厳しいケースが多いです」

会場に着いてから作戦を練るのでは遅いのだと、パクニキ氏は語ります。

NG行動その2:マイページ“ぶっつけ本番”でアクセスする

万博攻略の要といえるのが、公式サイトの「マイページ」。しかし、ここで多くの方が致命的な落とし穴にハマってしまうのだそう。

「現在、公式サイトのマイページはアクセス集中で待ち時間が1時間以上になることも珍しくありません。以前は予約が集中する深夜帯だけでしたが、最近だと1日中その状態です。もはや『ぶっつけ本番』のアクセスでは、厳しいと思います」

そう語るパクニキ氏が挙げた、ワーストケースとは?

「例えば、11時から、人気の『ヘルスケアパビリオン』の当日予約が解放されるとします。慌てて10時55分にマイページにアクセスしようとしても、そこから『30分待ち』『40分待ち』といった表示が…。ようやくアクセスできた11時半には予約枠はもちろん全て埋まっています。まさに『スタートラインすら立てずに、その枠を逃してしまう』というケースです」

さらに3日前予約でも同様の悲劇が繰り返されるのだとか。

「3日前の午前0時から始まる先着予約の際に、0時直前にアクセスしても、ログインすらできないことが多いんです」

マイページ攻略においては、事前の仕込みと待機が欠かせないのだそうです。

達人が実践する「待機戦略」

では、どう立ち向かえばいいのか。その答えは、パクニキ氏の実践するシンプルかつ徹底した方法にあります。

「対策としては、会場にいる間、こまめにアクセスしログイン状態を維持することが重要です。例えば、3日前予約を狙うなら、前日の夜22時〜23時にはマイページにアクセスし、待機しておく必要があります」

焦りや不安を乗り越え、冷静に“その時”を待つ忍耐力こそが鍵とのこと。

パクニキ氏が“狙い目”として挙げたのが、サーバーの混雑が比較的少ないとされる早朝5時〜6時。「この時間帯はマイページへスムーズにアクセスできる可能性が高いですね」と語ります。

パクニキ氏の体感によると、万博の予約システムは「いつアクセスするか」が重要で、予約5分前に慌てて動くのでは遅すぎるとのことです。

NG行動その3:スマホ準備を甘く見る

万博に挑む上で、最前線の武器となるのがスマートフォン。パクニキ氏はこう言います。

「万博は、スマートフォン1台で体験の質が大きく変わる『情報戦』の場です。スマホでの準備を軽視すると、チャンスを逃し続けます」

まず、バッテリー対策。これはまさに命綱だとパクニキ氏は語ります。

「マイページへの常時アクセスや情報収集でバッテリーを消耗しやすいため、大容量のモバイルバッテリーは必須です。もしもの場合、東ゲートや西ゲートなどにChargeSPOT(モバイルバッテリー)が固まって設置されているので、活用してもいいかもしれません」

まだ朝の涼しさが残る時間帯でも、会場の熱気とともにスマホは刻一刻とエネルギーを削られていきます。

実際、会場には多数のチャージスポットが設置されています。公式アプリでリアルタイムの空き状況も確認可能。キャッシュレス決済にも対応しているため、どこのチャージスポットがあるか、確認しておくと良いかもしれませんね。

情報戦を制する者が万博を制す

さらに忘れてはならないのが、リアルタイム情報の収集体制です。

「当日のリアルタイムな混雑状況や予約枠の開放情報は、SNS、特にLINEの『オープンチャット』が非常に有用で私も愛用しています」とパクニキ氏。

数万人規模のチャットルームでは、並び状況やグッズ販売の有無といった“今この瞬間”の情報がひっきりなしに共有されているのだそう。

LINEのオープンチャットとは、特定のテーマごとに匿名で参加できるグループ機能のこと。万博関連のチャットでは来場者同士が現地の様子を即座に報告し合っています。公式発表よりも一歩早い“生の声”を掴める点が最大の強みといえるでしょう。ただし、誤情報のチェックは忘れずに。

「ルールが多すぎて疲れる…」と感じたあなたへ

ここまで読んで、「面倒くさそう…」とため息をついた方も多いかもしれません。そんな不安を和らげるように、パクニキ氏は語ります。

「当日予約が何か1つでも取れたら充実感が変わってくるので、マイページのアクセスをキープしておくのは重要ですが、そればかりに気を取られて肝心の万博を楽しめないのでは、本末転倒です」

そう、完璧を求める必要はないのです。全てを完璧にこなそうとすると、逆に楽しさが遠のいてしまいかねません。

予約なしでも楽しみやすいパビリオンは?

予約戦に敗れたとしても、万博には“思わぬ楽しみ”が溢れています。パクニキ氏はこうすすめます。

「まずは、インドネシア館。待ち時間が短く、並んでいる間もパフォーマンスが楽しめる名物パビリオンです。次にフランス館は、列は長く見えても回転率が非常に高く、展示も充実。タイムパフォーマンスが抜群。そして中東系パビリオン(クウェートなど)は異国情緒を存分に味わえ、比較的並ばずに入場可能です」

これらは「予約がなくても楽しめる救済ルート」。むしろ計画通りにいかないからこそ、予想外の出会いや発見が生まれるかもしれません。

準備8割、当日2割の心構えで

最後にパクニキ氏が教えてくれたのは、万博を心から楽しむためのシンプルな心得でした。

「完璧を目指さず、自分のできる範囲で準備をしたら、あとはその場の出会いや発見を大切にする。それが、今の万博を最高に楽しむコツなのかもしれません」

万博は準備が8割、当日が2割。しかし、その準備は完璧である必要はありません。今回紹介した3つのNG行動を避け、自分のペースで挑めば十分です。

閉幕まで残された時間はあとわずか。世界が集うこの舞台で、あなたらしい旅を満喫してみませんか。


取材協力:万博ニキ(パクニキ)さん(YouTube
大阪市内在住の20代後半男性。大阪・関西万博に50回以上訪れ(2025年8月時点)、全パビリオンを制覇済みの万博マニア。
週に複数回、「インパク」(万博に入場すること)することが多く、万博の魅力を発信している。


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