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朝早くから台所に立つ母の姿…大好物のからあげに込められた「頑張れ」のメッセージ

  • 2025.9.27
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出典:中山少年 NAKAYAMASHONEN 中山陸(@nakayama_syonen)さん

日常の中にある“ほっこりした発見”をマンガに描き、SNSで発信している中山少年さん。1995年生まれ、東京都出身の彼が描く温かな日常のワンシーンは、多くの読者の心を癒やし続けています。

そんな中山少年さんが「母の日漫画」として投稿したのは、お母さんとの心温まる思い出のエピソード。

学生時代のある日のこと。夜中に目が覚めた際、台所の電気がついていることに気がつきました。そこにいたのはお母さん。朝早くから起きてお弁当を一生懸命作っている姿が。その日、中山さんには大切な予定があったのですが…。

今回は、中山少年さんが特に印象に残ったエピソードを伺いました。

夜中に見つけた母の愛情

夜中にふと目が覚めてトイレに向かうと、台所の電気がついていることに気づいた中山少年さん。

そこにいたのはお母さんでした。朝早くから起きて、お弁当を一生懸命作ってくれていたのです。台所からは「じゅ〜っ」という揚げる音や食材を切る「トントン」という音が聞こえてきました。

お母さんは起きてきた中山少年さんに気づくと「あら、起きてたの?」と優しく声をかけ、「好物のからあげ入れといたからね!あんた今日試合でしょ」と伝えてくれたそう。

その日の試合に向けて、朝早くから準備してくれたお弁当。中山少年さんにとって「たくさんの勇気とパワーをくれる宝物」になりました。

家族の絆を支えた祖母の喫茶店

ーーーからあげを作ってくれたエピソードから、お母様の深い愛情が伝わってきます。お母様はどのような性格の方だったのでしょうか?

母は、このエピソードのように優しいところもある真面目な性格の人なのですが、精神的に不安定なときが多くネガティブ思考の強い人なので、子どもながらにあまり関わりすぎないように気をつけておりました。

ーーーそんなお母様との関係を支える存在としておばあ様の喫茶店があったと伺いました。

母のお母さんであり、僕の祖母でもある「おばあちゃん」が隣の市で喫茶店を営んでいたのです。母とおばあちゃんを加えた3人で会話をすることで、母の精神が落ち着いて仲良く会話ができるのでした。なるべく親子仲良くいたいですし、おばあちゃんには昔からとてもお世話になりました。

ーーーおばあ様の存在が、ご家族の絆を深める大切な場所になっていたのですね。

僕が高校を卒業してからは、そんなおばあちゃんの営む喫茶店でお手伝いをすることが多く、お客さんたちからは「良いババ孝行だね」と言ってかわいがってもらえたので、その喫茶店が僕にとって“故郷”のような心温まる存在です。(現在は閉店してしまったのですが)

ーーー特に印象に残っている出来事があればぜひお聞かせください。

その喫茶店でお手伝いしていると、地域の人たちが「これ食べて」と食べ物をお裾分けしてくれたり、常連客のおじさんたちが競馬で勝った日にはお菓子をくれたり、鰻弁当を差し入れてくれることもあったりしたので、毎週末の競馬の結果を楽しみにしていたのも今となっては良い思い出です。

ーーー地域との繋がりの中で、お母様もご自身も癒やされ、温かい思い出がたくさんできたのですね。貴重なお話をありがとうございました!

日常の中の感謝の気持ちを大切に

中山少年さんは、お母さんが精神的に不安定な時期が多かったため、子どものころから接し方に気を遣っていたと話します。それでも、朝早く起きて作ってくれたお弁当や、お祖母さんの喫茶店で過ごした時間は、大切な思い出として心に残っているそうです。

簡単ではない親子関係の中にも、確かにあったお母さんの愛情。学生時代に作ってもらったお弁当の記憶は、日常の中にある家族の絆の大切さを改めて感じさせてくれます。

この投稿には「世の中のママさん、お母ちゃん、おかん、みんな本当にお疲れ様です!!!」というすべてのお母さんへの感謝のメッセージも添えられていました。

いろいろな想いを抱えながらも、お母さんへの感謝を大切にする中山少年さん。そんな温かなエピソードに触れると、読んでいる私たちも心が温かくなりますね。


取材協力:中山少年
1995年生まれ。東京都出身。日常のほっこりした発見を漫画にしてSNSに投稿しています。

 


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