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なかなか節約が難しい『水道代』…お金のプロが教える誰でもできる“節約術”とは?

  • 2025.9.19
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

生活に欠かせない水。でも、その水道代って意外と高くつくことも多く、「節約したいけどなかなか難しい」と感じている人も多いのではないでしょうか?特に、毎日使うものだからこそ、意識しにくい水の使い方や見えない部分で無駄遣いが起こりがちです。このままでは家計の負担が増える一方ですが、一工夫で意外と簡単に節約も可能なんです。今回はお金のプロが教える、誰でもできる水道代の上手な節約方法をご紹介します。

水道代がかさむ原因をチェック!無駄遣いはどこに潜んでいる?

水道代の節約を考える際、まずは「なぜこんなに水を使ってしまうのか?」その原因を知ることが大切です。水は洗顔やシャワー、トイレ、洗濯、食事の準備など多様に使われ、その合計が積み重なって高額となります。特にシャワーの使いすぎや、蛇口のこまめに閉めないクセは、水の無駄遣いのトップ。

そのほか、トイレの水量も見逃せません。タンクの水漏れや古い便器は知らず知らずのうちに水を大量に使います。一般的にはレバーの「大」で流すと8リットル、「小」で流すと6リットル程度の水を使用するため、正しい使い分けが節約につながります。

また、洗濯機の水の使い方や食器洗いの際の洗い方もポイント。例えば、手洗いで蛇口を出しっぱなしにしてしまったり、洗濯の量が少ないのに何度も回すと無駄が増えます。

さらに、家の配管や蛇口の劣化も水漏れを引き起こし、知らないうちに水道代を押し上げている場合もあるので、定期的なチェックが必要です。こうした日常の行動や設備の状態が、家の水道代を大きく左右しています。

日々のちょっとした工夫で無理なくできる節水テクニック

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

具体的にどんな節約術があるのでしょうか?実は、お金のプロが教える節水術は「無理なく続けられること」がポイントです。まずは、シャワーの時間を短くすること。例えば、1日1分短縮するだけでも年間でかなりの水が節約できます。

水道の料金は自治体によって異なる上、お使いのシャワー等によっても水圧などが異なりますが、1回5分シャワーを使用すると約14~15円程度かかるとされています。特に家族が多い家庭で異なるタイミングでお風呂に入る場合は、1人が1分ずつ減らせば年間を通してかなりの節約になるでしょう。また、節水シャワーヘッドに交換することも効果的です。

トイレには節水型の便器や、タンクにペットボトルを入れて水量を調節する裏技も人気です。また、食器洗いは水をこまめに止めながら洗う「ため洗い」に変えるだけで、かなりの節水が可能。洗濯は、まとめ洗いを心がけ、洗濯機の節水モードを活用しましょう。

そのほか、蛇口の水漏れはすぐに修理する、庭の水やりは朝や夕方の涼しい時間帯に行う、湯船のかさ増しにペットボトルなどを利用するなど、ちょっとした意識と習慣の積み重ねが水道代の節約につながります。

お金のプロがすすめる水道代節約の極意まとめ

水道代の節約は、特別な設備投資をしなくても、日頃の使い方に気をつけるだけでかなり効果があります。水の無駄遣いを減らすためには、「使う量を減らす」「節水グッズを活用する」「設備の状態を良好に保つ」の3点がカギです。無理なく続けることで、家計も助かり、環境にもやさしい暮らしができますよ。

まずは今日から、シャワー時間の見直しや水漏れチェックから始めてみませんか?こうした小さな工夫の積み重ねが、気付けば大きな節約効果が見込めるはずです。毎日の生活にぜひ取り入れて、賢く水道代を節約しましょう。


監修者:有限会社バード商会 代表取締役 鳥谷 威(https://financialplanertk2021.com/

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得意分野は、家計管理(とくに光熱費)と資産形成。福岡の大学を卒業後、大手ガス会社にて家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年間従事。クレカ請求業務も経験。
現役世代の人の家計が『今より豊かになるように』という想いのもと、約3年かけてCFP(R)資格を取得。
現在は、各種金融メディアでの執筆・監修・日本FP協会の支部相談員としても活動中。
20・30代の人に、早いうちから家計の見直しや資産形成の大切さを伝えたく日々奮闘中。