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『給料日直後なのにお金がない人』はやっていない…お金が貯まらない“たった1つの習慣”とは?【お金のプロが解説】

  • 2025.9.19
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

給料日が来たばかりなのに、なぜか財布の中がすっからかん…。そんな経験、誰しも一度はあるのではないでしょうか?お金がない原因はさまざまですが、実は、多くの人が共通して見落としている“たった1つの行動”があります。この記事では、「給料日直後にお金がない人」にスポットライトを当て、その解決策としてぜひ取り入れてほしいシンプルで効果的な方法を詳しく解説します。

給料日直後にお金がない人が陥る“無意識の支出”の真実

給料日直後にお金がなくなる人の多くは、そもそも「お金の管理を仕組み化していない」ことが原因です。手元にお金が入ると心理的に余裕ができ、「使っても大丈夫」と感じやすく、つい必要以上に支払ってしまうのです。これは心理学的にも「給料日に財布が緩む現象」と言われ、支出を無意識に増やしてしまう罠です。さらに、給料日当日や翌日に高額な買い物をしてしまったり、毎月の固定費の見直しを後回しにしている人も意外と多く、結果的にお金がすぐに消え去ってしまいます

加えて、収支の見える化ができていないことも大きな課題です。家計簿をつけている人はまだ少数派で、支出を細かく把握できていないため、どこにムダが多いのかが分からないまま繰り返し浪費してしまうのです。したがって、給料日が来てもお金がないままという悪循環から抜け出せなくなっているわけです。

たった1つだけの“実行したいこと”とは?「先取り貯金」の効果的な習慣化

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、給料日直後なのにお金がない人が実践してほしい“たった1つの習慣”とは何でしょうか?

答えはシンプルで「先取り貯金」を習慣化することです。先取り貯金とは、給料が入ったらすぐに必要分を残し、余ったお金を、自動的に貯金や投資へ振り分ける習慣です。これにより「使う分だけ」のお金が残り、余分な支出を防げます。

先取り貯金がうまくいくポイントは、金額を自分の生活水準に合った無理のない範囲で設定し、必ず給料が入ったらすぐに貯金する仕組みを作ること。たとえば、給与口座から毎月決まった日付に自動で別口座に振替える方法です。こうすることで、お金があるから使ってしまうという心理的負担が減り、「貯金を先に確保することで、残りの額で生活する」という習慣が身に付きます。+

固定費の見直しや無駄遣い防止のための予算設定も重要ですが、「先取り貯金」は誰でもすぐに始めやすく、給料日直後のお金のない状態からの脱却に最も効果的な第一歩と言えるでしょう。

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出典:マネーシップス 石坂貴史

毎月の「貯金先取り」で給料日直後の安心感が変わる

給料日を迎えた直後に、お金が手元に残らない人の多くは、計画的なやりくりができておらず、「先取り貯金」を実践できていないことが大きな原因です。先取り貯金を実行することで、使える金額が明確になり無駄遣いを防止、翌月以降に向けての貯蓄も自然と増えていきます。給料日に余ったお金を貯金するのではなく、最初から貯蓄分を確保しておくことで、お金の使い方にメリハリがつきます。このような長期的な生活の安定につながるのです。

これからは「給料日=つい使ってしまう日」から「給料日=将来に備える大切なスタートの日」に変えてみてはいかがでしょう?今日から始められる先取り貯金をぜひ実践し、常にお金に困らない生活を目指してください。


監修者:石坂貴史

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証券会社IFA、2級FP技能士、AFP、マネーシップス運営代表者。累計1,100件以上のご相談、金融関連の記事制作、校正・監修を手掛けています。「金融・経済、不動産、保険、相続、税制、教育」の6つのFP分野が専門。お金の運用やライフプランの相談において、ポートフォリオ理論と行動経済学を基盤にサポートいたします。

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