どうやって計算するか覚えてる？「直径が6cm、高さが10cmの円柱」→体積は？

2025.11.14

円柱の体積を求めるとき、「どの部分を使って計算すればよいか」が曖昧になってしまうことはありませんか。

公式をきちんと覚えていれば、手順はとても簡単です。

今回は円柱の体積を求める問題に挑戦してみましょう。

問題

次の円柱の体積を求めなさい。（直径が6cm、高さが10cmの円柱）
ただし、円周率は3.14とする。

正しく答えを出せるでしょうか。

解説

今回の問題の答えは「282.6(cm3)」です。

順を追って計算してみましょう。

円柱の体積は次の公式で求めます。

円柱の体積=底面積×高さ

まず、底面積を求めます。

「半径×半径×円周率」で円の面積を求めることができます。

問題の図には6cmと書かれていますが、これは直径です。計算で使うのは「半径3cm」であるということに注意しましょう。

底面積
=3×3×3.14
=28.26(cm2)

次に、高さ10cmを掛けます。

円柱の体積
=28.26×10
=282.6(cm3)

したがって、円柱の体積は「282.6(cm3)」となります。

まとめ

円柱の体積は「底面積×高さ」で求めます。

底面が円なので、まず半径を使って円の面積を計算するのがポイントです。

公式を理解しておけば、どんな円柱でも確実に求めることができますね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

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