どこから計算するのが正解？「(8−8÷2)×3+4」→正しく計算できる？

2025.11.10

小学生のとき、計算は得意でしたか。

得意だったという方も、大人になると、ついスマートフォンの電卓に頼ってしまうことがあるのではないでしょうか。

ここで一度、基本の計算を思い出してみましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(8−8÷2)×3+4

計算の順序に注意して、正しく答えを求めましょう。

解説

今回の問題の答えは「16」です。

途中の計算手順を順に見ていきましょう。

(8−8÷2)×3+4
=(8−4)×3+4
=4×3+4
=12+4
=16

では、この計算をどのような順序で行ったのか整理してみます。

四則（足し算・引き算・掛け算・割り算）やカッコが混ざった式では、計算の優先順位があります。

(1) カッコ内の計算
(2) 掛け算・割り算
(3) 足し算・引き算

この順で計算するのがルールです。

今回の問題では、まずカッコ内の「8−8÷2」を計算します。

カッコ内にも掛け算と引き算が混ざっているので、掛け算・割り算を先に行います。

カッコ内の計算
8−8÷2
=8−4
=4

これで、式は「4×3+4」となりました。

次に掛け算を行います。

4×3=12

最後に足し算をして、

12+4=16

したがって、答えは「16」となります。

まとめ

カッコや四則が混ざる計算では、計算の順序を意識することがとても大切です。

「カッコ→掛け算・割り算→足し算・引き算」の流れをしっかり覚えておけば、どんな式でも正しく計算できます。

久しぶりに算数を復習するつもりで、他の問題にも挑戦してみましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

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