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どうやって計算するか覚えてる?「底辺12cm、高さ9cmの平行四辺形」→面積は?

  • 2025.11.6
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平行四辺形の面積の公式は、小学校で学習しますが、正しく覚えているでしょうか。

ここでは、平行四辺形の面積の求め方と、その公式がどのように成り立つのかを確認していきましょう。

問題

次の平行四辺形の面積を求めなさい。

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平行四辺形の面積はどのように計算すればよいでしょうか。

実際に計算して答えを出してみましょう。

解説

今回の問題の答えは「108(cm2)」です。

問題の平行四辺形は、底辺12cm、高さ9cmなので、次のように計算ができます。

平行四辺形の面積
=底辺×高さ
=12×9
=108

公式を覚えていれば、簡単に求めることができますね。

平行四辺形の面積の公式

平行四辺形の面積の公式は、「底辺×高さ」です。

しかし、「÷2」が必要なのかどうかで迷ってしまう方もいるかもしれません。
(三角形=底辺×高さ÷2、台形=(上底+下底)×高さ÷2 などは「÷2」が必要です。)

では、平行四辺形の公式にはなぜ「÷2」がいらないのでしょうか。

それは、次のように説明ができます。

ある頂点から垂線を引き、できた三角形を切り取って反対側に移すと、平行四辺形は長方形の形に変えられます。

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長方形の面積は「縦×横」で求められますが、この縦と横は平行四辺形の高さと底辺に対応しています。

このことから、平行四辺形の面積は「底辺×高さ」で求められることが分かります。

まとめ

平行四辺形の面積は、「底辺×高さ」というシンプルな公式で求めることができます。

公式を覚えるだけでなく、なぜそのように計算できるのかを理解しておくと、他の図形の面積を考えるときにも役立ちます。

仕組みを理解しておくことで、算数や数学の面白さがより深まりますね。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」


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