どこから計算するのが正解？「(18−12)÷3+2」→あなたは暗算できる？

2025.11.6

小学校で学んだ計算問題、正しく解ける自信はありますか。

今回は、カッコを含む計算の順序について復習してみましょう。

電卓を使うことに慣れてしまうと、意外と間違えやすいポイントが隠れています。しっかりと考えながら解いていきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
(18−12)÷3+2

計算の順番を意識しながら進めていきましょう。

解説

この計算の答えは「4」です。

途中の式は次のようになります。

(18−12)÷3+2
=6÷3+2
=2+2
=4

では、計算の手順を順に確認していきましょう。

まず、カッコや四則（足し算・引き算・掛け算・割り算）が混ざっている計算では、次の順に計算を進める必要があります。

（1）カッコ内
（2）掛け算・割り算
（3）足し算・引き算

今回の問題では、まずカッコ内の「18−12」から計算します。

＜カッコ内の計算＞
18−12=6

これで元の式は「6÷3+2」となりました。

次に、割り算と足し算のうち、優先順位が高い割り算を先に計算します。

6÷3+2
=2+2
=4

これで答えが出ました。

カッコが含まれているときは、まずカッコ内を計算することを忘れないようにしましょう。

まとめ

一つひとつの計算は難しくありませんが、計算の順序を誤ると正しい答えは出ません。

カッコが含まれる式では、基本のルールに沿って落ち着いて手順を確認しましょう。

繰り返し練習して、確実な計算力を身につけていきましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

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