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「すぐ戻るつもりだった」←ダメです。現役引越し屋が絶句した“不用心”が招く最悪の事態

  • 2025.11.26
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出典:photoAC(写真はイメージです)

こんにちは。引っ越し・家財の集配をしているしーやんです。

引っ越しや家財の集配業務の現場では、思わぬ事態に遭遇することがあります。

今回は、到着直前の電話には応答があったのに、いざ部屋に行くと誰もいない…。

そんな“想定外の空白時間”に遭遇した出来事を紹介します。

半開きのドアと誰もいない部屋

引っ越しでも、家財の集配でも、現場に到着する直前に電話をしてお客さんの在宅を確認するのが私たちの作業の基本です。

今回も15分前に電話を入れると「わかりました」と返事がありました。そのため、部屋にいるものだと考えながらアパートに向かいました。

しかし、部屋の前に着くと違和感がありました。ドアが数センチだけ開いており、隙間から室内の暗がりが見えていたのです。

不審に思いながらも、インターホンを鳴らしましたが反応はなく、ノックをしても静まりかえったままでした。

「お客さん、ドア、開けますよー?」
そう声をかけ、ドライバーがそっとドアを開けました。

玄関の先には、廊下に沿って荷物だけが整然と並べられていました。しかし、人の気配はまったくありません。直前に電話がつながっていただけに、「お客さんに何かあったのかな?」と不安が広がりました。

電話もつながらない…外で待つ15分間

一旦ドアを閉め、私たちは部屋の前で待つことにしました。

郊外で静かな所でしたが、現場のお宅のドアが鍵もかけられずに半開きになっていたという状況は初めてで、落ち着きませんでした。

心配で何度かお客さんに電話をかけましたが、出てくれません。

作業も始められず、どうしたらよいものかとドライバーと話していると、アパートの階段から話し声が聞こえてきました。

依頼をしたお客さんとそのご両親でした。

ご両親が集荷準備を手伝ってくれていたらしく、「一緒に昼食を取っていました」と言われました。

状況を聞いてようやく事情が理解できましたが、直前の電話に「わかりました」とだけ言われれば、当然ながら部屋にいると思ってしまいます。

直前の電話をした際に不在なのであれば、「今は不在で、〇時頃に戻ります」のように伝えてもらえると、作業員としてはありがたいです。

不用心すぎる“鍵の開いた部屋”

今回の現場で、不在を伝えてもらえなかったことよりも気になったのは、お客さんが「部屋の鍵が開いたまま外出していた」という点です。

郊外で治安の良い地域だったからなのかもしれませんが、非常に危険な状況です。

部屋のドアが開いている状態では、家財だけでなく個人情報も丸ごと持ち去られる可能性があります。

引っ越し現場では、作業員が不用意に室内へ立ち入らないよう細心の注意を払いますが、もし荷物がなくなっており、そこに作業員がいたとすれば、作業員も疑われかねません。

だからこそ、部屋の施錠や電話での在宅確認はお客さんにも協力していただきたいポイントです。

「すぐ戻るつもりだった」

「治安がいい地域だから」

そうした理由でも、無施錠で離れるのは避けるべきです。とくに荷物をまとめ終えた状態は、空き巣の犯人から見れば“持ち出しやすい絶好のタイミング”です。

お客さん自身の安全のためにも、私たち作業員のためにも、施錠は徹底してもらいたいものです。

立ち会いと施錠は“当たり前”の安全対策

引っ越し作業は、お客さんと作業員が互いに安心して進められる環境づくりが大切です。そのためには 「立ち会い」と「施錠」 が必須です。

  • 直前の電話での返答は、現場にとって重要な確認事項
  • 不在の場合は、戻る時間を事前に伝える
  • 短時間の外出でも鍵をかける

こうした基本をお客さんに心がけてもらえるだけで、作業は安全にスムーズに進みます。

引っ越しを安全に、スムーズに進めるには、お客さんの協力が欠かせないことを覚えていただけるとありがたいです。


ライター:しーやん

現在は日本語教師をしながら、ライター業、引っ越し・家財の運搬業務をしております。鉄道、受付、テーマパークなど様々な業種で培った経験をもとに「正しい日本語で心に刺さる文章を」をモットーに執筆中。


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