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「まさか必要だったなんて」ネット購入した『80インチ大型テレビ』を搬入後…客を襲った“思わぬ大誤算”

  • 2025.11.22
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出典:photoAC(写真はイメージです)

こんにちは。引っ越し・家財の集配をしているしーやんです。

引っ越しや家財の集配業務の現場では、思わぬ事態に遭遇することがあります。

今回は、大型テレビを設置した際のエピソードをご紹介します。

家電のような大きい買い物をする際は、本体以外にも気を配る必要があります。

掃き出し窓からテレビの搬入

市街地から離れた山の中にあるお宅で、60インチのテレビを80インチへ入れ替える作業が始まりました。

古いテレビも新しいテレビも、廊下を通っての搬出入が難しいため、お客さまに許可をもらって掃き出し窓から行うことになりました。

古いテレビを運び出し、新しいテレビを段ボールに入った状態で運び込みました。

段ボールの横幅はリビングの壁とほぼ同じ長さでした。

テレビ台に載せられるサイズじゃない!お客さまの“誤算”

私ともう一人の作業員が新しいテレビを箱から出そうとしていた横で、作業リーダーがお客さまに「スタンドはありますか?」と聞きました。

しかしお客さまは「スタンド…?」と目を点にしていました。

お客さまはインターネットでテレビを購入したものの、購入したテレビに合ったサイズのテレビ台やスタンドを用意しておらず、古いテレビを置いていたテレビ台に同じように載せるつもりだったようです。

テレビ台に置くにはバランスが悪く、転倒の危険がある状態でした。

しかも、重量も60インチの頃とは比べものにならないほど重く、台の耐荷重を超えてしまう恐れもありました。

確認すると、このテレビには「専用スタンド」が別売りであることが判明。

お客さまはその事実を知らず、「まさかスタンドが必要だったなんて」と驚いていました。

私たちは安全面からいったん作業を中断し、お客さまにスタンドを購入していただくことにしました。

「スタンドをご用意いただいてから、改めて伺います」と説明し、その日の作業を終えました。

別売りスタンドの購入と再訪問、調整に追われた設置作業

数日後、お客さまから「スタンドを購入しました」と連絡をいただき、再度訪問しました。

大型テレビ用のスタンドは頑丈なつくりの分、金属パーツが重く、作業工程も多いため、時間がかかりました。

ようやく組み上がったところで、いよいよテレビ本体を取り付け。

「もう少し高い方が見やすいかな」

「いや、やっぱりもう1段階低くして」

お客さまが座ったり、床に寝転んだりして角度を確認されるたび、私たちは80インチのテレビを慎重に持ち上げ、スタンドの高さを調整しました。

80インチのテレビは想像以上に重く、腕が震え、額に汗がにじみ、作業を終えた頃には、私は息を切らしていました。

それでも、リビングの中央にきれいに収まったテレビを見て、お客さまが笑顔で「これなら完璧です」と言ってくださったときの安堵感は、何よりも大きな報酬でした。

“置けないトラブル”は事前確認で防げる

大型家電の設置では、「サイズ」と「設置方法」の事前確認が欠かせません。

特にネット購入の場合、実物を確認できないまま注文することが多いため、細かな仕様を見落としがちです。

事前にチェックしておくべきポイントは、

  • 別売りの部品が必要かどうか
  • 設置場所の幅と耐荷重に余裕があるか
  • 搬入経路や設置スペースに問題がないか

この3点です。

一度で設置が完了すれば、手間も時間もかかりません。

しかし、今回のようにネット購入で必要な別売り部品を見逃してしまうと、再訪問や追加作業が発生します。

お客さまにとっても私たち作業員にとっても、余計な負担になってしまうのです。

今回の経験から、設置場所の寸法や必要な備品を前もって準備していただくことの大切さを、改めて実感しました。


ライター:しーやん

現在は日本語教師をしながら、ライター業、引っ越し・家財の運搬業務をしております。鉄道、受付、テーマパークなど様々な業種で培った経験をもとに「正しい日本語で心に刺さる文章を」をモットーに執筆中。


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