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『毎月家計が安定している人』が意識している…“食費をコントロールするたった1つの工夫”とは?【お金のプロが解説】

  • 2025.9.21
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

家計のなかで「食費」は日々の生活に欠かせない支出ですが、「毎月なぜか赤字になる」「無駄が多そうで節約したい」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?実は、家計を安定させている方たちには、食費を上手にコントロールするためのとっておきのシンプルな工夫があるんです。今回は、“たった1つの工夫”にフォーカスして、その実態やメリットをご紹介します。

食費が家計を左右する理由と見落としがちなポイント

家計管理において、食費は全支出のなかでも大きな割合を占めます。総務省の家計調査によると、単身世帯の場合でも月に約3万円、2人以上の世帯では約5~6万円前後かかることが一般的です。だからこそ、食費のコントロールが家計の安定に直結します。

しかし、「節約しよう!」と思っても、どうしても外食や買いすぎ、無計画な食材の購入で予算オーバーとなることが多いのも事実。さらに、忙しい日常の中で「適当に食事を済ませてしまい食材が余る…」「必要なものを忘れて買い足す」といった経験がある人も多いでしょう。

問題は計画性のなさだけでなく、買い物の習慣や調理方法にもあることがわかっています。つまり、食費を安定させるためには、単に「安いものを買う」だけでなく「賢い計画と習慣づくり」が不可欠です。

食費コントロールの“たった1つの工夫”とは?

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

家計調査や食費管理の専門家が共通して提唱する“たった1つの工夫”とは「計画的に食材を管理し、無駄なく使い切ること」です。これには、細かなポイントがいくつかあります。

  • 毎週のメニューをあらかじめ決める:これにより、何が必要か明確化し無駄買いを防ぎます。
  • 買い物リストを活用:計画に基づいたリストを持ち、スーパーで余計なものを買わない。
  • 冷蔵庫の中身を把握し使い切る:賞味期限の管理や、残り物の活用メニューを考えます。
  • まとめ買いと使い分けのバランス:週ごとの計画に合わせて、特売品やまとめ買いを適切に取り入れる。

こうした管理により、食材のロスが大きく減り、結果的に食費が安定して削減されるのです。

さらに、この工夫を継続することによって「買い物時間が短縮」「食事のバリエーションが増える」「健康的な食生活につながる」といった副次的なメリットも得られます。結果として、食費だけでなく家計の全体的なバランスが安定することが多いのです。

鍵は“計画的な食材管理”にあり!

毎月の家計を安定させている人が意識している“食費をコントロールするたった1つの工夫”は、実はシンプルで力強い「計画的な食材管理」です。事前にメニューを決め、買い物リストを活用し、冷蔵庫の中身を把握したうえで無駄なく食材を使い切ることが、無駄遣いや食品ロスを抑える最大のポイントになっています。

これを習慣化すれば、食費が家計に負担をかけることが減り、貯蓄もしやすくなるでしょう。

今日からまずは「今週のメニューを考える」「買い物リストを作る」から始めてみてはいかがでしょうか?家計に優しい食費のコントロールで、心にも財布にもゆとりある毎日を目指しましょう!


監修者:有限会社バード商会 代表取締役 鳥谷 威(https://financialplanertk2021.com/

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得意分野は、家計管理(とくに光熱費)と資産形成。福岡の大学を卒業後、大手ガス会社にて家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年間従事。クレカ請求業務も経験。
現役世代の人の家計が『今より豊かになるように』という想いのもと、約3年かけてCFP(R)資格を取得。
現在は、各種金融メディアでの執筆・監修・日本FP協会の支部相談員としても活動中。
20・30代の人に、早いうちから家計の見直しや資産形成の大切さを伝えたく日々奮闘中。