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“苦手”はチャンスの宝箱!《試せば変わる藤島佑雪の最強開運↑メソッド/ Good Luck Tips》

  • 2025.8.25

登山にゴルフ、サッカー観戦、アイドルの推し活といった、わたくしの現在の生活を彩ってくれている要素の大半は、かつてわたくしが“苦手だったもの”たちです。でも、それらは今、人生を前進させ、運気を上げてくれているという実感があります。そもそもなんですが、苦手なものって、いつから苦手でしたか。幼稚園? 学生時代? 社会に出てから? まあ、いずれの場合も、昔のことですよね? 昔の自分、どうでしたか?

多くの経験を積み、絶対的な判断力を持ち合わせていましたか? 常に自分にとって正しいものを選ぶことができていましたか? 「できていました。だから、あのとき“苦手”と判断したものは間違いなく今も苦手ということで問題ないです」と自信をもって言い切れるなら、わたくしも何も申しません。でも、もし、そうでないならば、今こそその“苦手なもの”とやらに再チャレンジしてみませんか?

斜里岳登山道にて
Walking on the ridge斜里岳登山道にて

わたくしの場合、「苦手を大好きに変えて、人生が変わった」いえ、「自らの人生を変えることになった」きっかけが登山でした。父が山登りが大好きだったため、子どものころから家族で山へ行っていましたが、当時はイヤでイヤでしょうがありませんでした。だって、疲れるから。そして、ついに自我が芽生え、思春期の入口に立った小学校5年生の夏、白山の頂上で「今後、2度と山登りはしない」と誓いました。

それから月日は流れ、恋や仕事に大忙しの社会人となり、銀座でホステスとして働き、ホステスも辞めて、占い師・開運アドバイザーとして活躍するようになったころ、なぜか「登山は大嫌いだけど、一生に一度、富士山だけには登りたい」と思うようになりました。そしてある夏、同じく「富士山に登ってみたい」という友人と、初めての富士登山に挑戦することに。結果、「登山ってこんなに素晴らしいんだ!!」とその魅力に開眼し、難易度の高い日本アルプスの山々に挑むまでになりました。

考えてみたら、大人になったわたくしは体も成長し、日々のヨガのおかげで体力もある。マラソンと同じで登山の前には炭水化物を多く摂って、登山の最中もチョコレートやバナナなどを食べれば、エネルギー切れにならない、といった知識も持ち合わせています。さらに収入もあるので、いい雨具や登山靴も備えることができます。つまり、“登山は苦手”だと決めつけた小学生当時の自分とは比べものにならないほど“苦手を好きに変える”準備が整っていたのです

また、人生経験からくる“モノの見方・受け止め方の変化”も大きいです。子どものころはちっとも興味が持てなかった山の景色の美しいこと! 空気の清々しいこと! 飲み始めたころは苦いだけだったビールや、子どもの味覚には薄気味悪いとすら感じたウニのおいしさが大人になって理解できるようになった感覚に近い、と言ったら伝わりやすいでしょうか。

登山克服を機に、「食わず嫌いで損をしてるものって、ほかにもあるよね?」とばかりに、かつて敬遠していたゴルフやサッカー観戦、アイドルの推し活にまで、手を伸ばし、その魅力に次々に開眼していきました。

すると、新しい方面の友だちができたり、これまでも知り合いだった人と趣味を通じてより良い関係を築けたり、いいご縁までもが渦を巻いて流れ込んでくるようになったんです。ほら、恋愛を含む対人運はもちろん、金運や仕事運も含めて、すべての運気は人が運んでくれるものですから。苦手を克服して世界が広がった分、いただける運の量も倍増したように感じます。

これって大雑把に言うと“好きなものが見つからない”というお悩みとも、ある部分で連動しているんです。好きなものがないのであれば、「じゃあ、苦手を克服してみませんか?」と申し上げたい。運動が苦手なら、日焼け対策をしたり、ちゃんとインストラクターから指導を受けたりと、対策をしっかり立てたうえで、トライしてみてください。騒々しく雑多な雰囲気の居酒屋が苦手というなら、洗練されたシックな居酒屋だってありますから、そういうところを探してみてください。なんでもいいんです。大人の知恵と幾ばくかの資金を投じれば、苦手じゃなくなるものってたくさんありますから! 「あ、苦手じゃなくなってる。むしろ、好きかも?」って思えたら、それは自分が成長している証でもあります。ぜひ、“苦手チャレンジ”で、可能性を広げてください。

藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)

銀座のクラブのホステス。占い師・開運アドバイザー。著書『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。個人鑑定はこちらから。

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