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どうでもいい時間、どうでもいい話のススメ《試せば変わる藤島佑雪の最強開運↑メソッド/ Good Luck Tips》

  • 2025.11.25

みなさまに質問です。1日の間に、どうでもいい時間ってどれくらいあります? やらねばならない to do リストに載ってない時間のことです。仮に自由時間があったとしても「体を鍛えるためにジム行く」とか「必要な冬物の洋服を買いに行く」というような、目的を果たすためのものではありません。言い換えれば“ぼーっとする時間”ですかね。そんな時間って、仕事がある日はもちろん、休日であっても家族がいたりすると、確保するのが難しいかもしれません。でも、だからこそ、どうでもいい時間があるときは、その時間を心ゆくまで味わってほしいのです。

と申しますのも、わたくしもそうなのですが、スマホをもった現代人は朝起きてから夜眠りにつくまで、動画を観たり、SNSをチェックしたり、ずーっと情報をインプットし続けているように思います。ただ、実はこれって、頭の中を部屋にたとえたら、整理できずにモノがあふれかえっている状態に近いのですって! そして、現実世界でお部屋をきれいにするには、立って歩いて、手を動かさないといけませんよね。でも、脳内をきれいにするには、むしろ“何もしない”時間が必要になるんだそうです。ぼーっとすることで頭の中がすっきりするわけです。

アルキメデスはお風呂で浮力の原理を、ニュートンは木からりんごが落ちるのを見て万有引力の法則を発見したように、不詳わたくしですら、無心でシャワーに打たれている瞬間に「あ、次の連載のテーマ、これにしよ!」とか思いつくこと、多いですからね。ぼーっとできるどうでもいい時間は、ひらめきタイムでもあるんです。そして、ひらめかなくたって、頭の中をすっきりさせてくれる。それって、心の健康にとっても重要だと思いませんか?

そういう時間は何もしないときはもちろん、無心にお散歩したり、お風呂やシャワー、トイレの時間、あとは日常のお料理を作るときなど、あまり考えずにルーティンでできることをしているときも含まれるんだとか。もちろん、スマホは遠ざけておくこと。

UNITED STATES - CIRCA 1950s_ Twin sisters sharing secrets. (Photo by George Marks/Retrofile/Getty Images)
Twin sisters sharing secretsUNITED STATES - CIRCA 1950s: Twin sisters sharing secrets. (Photo by George Marks/Retrofile/Getty Images)

これと同じように、ぜひとも日常に取り入れていただきたいのが “どうでもいい話”なんです。利害関係のない人との雑談って、最高じゃないですか。最近、毎晩のようにTik Tokでライブ配信して、お顔も素性も存じ上げないリスナーの方々と交わす“どうでもいい話”がめちゃくちゃ楽しいんですよね。寝て起きたら程よく詳細を忘れてしまっているような、けれども話している最中はとても盛り上がれるような塩梅の話、というのがいいんです。

内容は推し活についてでも、現在SNSで盛り上がってる話でも、今日訪れたコンビニの話でも、なんでもOK。仕事とか家族やパートナーのことなど、各自の人生に深刻に関わる話とはかけ離れた内容が望ましい。就学前や小学生時代の初恋トークなんかもいいですよね。

こうした“どうでもいい話”は日常に安らぎを与えてくれますよね。ホッとするんです。それって心の健康にすごく役立つ。テレビと違って、YouTubeのゆるい動画が好まれるのも似たような理由が隠されているんじゃないかとわたくしは思っております

どうでもいい話は友だち間、家族やパートナーとの間ではもちろん、職場でも効力を発揮します。業務連絡だけじゃなく、雑談を挟むことでお互いの人柄も程よくわかりますし、そこから信頼関係をスムースに築けたりすることも。そして、どうでもいい話の、ある種、究極の形が「挨拶」なのかなと思います。「おはよう」「お疲れさま」「いい天気だね」「髪切った?」みたいな、ささやかなひと言の積み重ねが、実は日々の幸福度に大きな影響をもたらしている。急激に時代が変わりゆく昨今、しんどいなってことも多いじゃないですか。でも、だからこそ、小さなどうでもいい時間&どうでもいい話を大切にしたいな、していただきたいな、とつくづく思うんです

藤島佑雪(ふじしま ゆうせつ)

銀座のクラブのホステス。占い師・開運アドバイザー。著書『元銀座ホステスが教える強運!美女になる方法』(文藝春秋社刊)。個人鑑定はこちらから。

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