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クエンティン・タランティーノ、『ワンハリ』続編の監督をデヴィッド・フィンチャーに託した理由

  • 2025.8.19
Opening Ceremony And "Partir Un Jour" (Leave One Day) Red Carpet - The 78th Annual Cannes Film Festival

クエンティン・タランティーノが、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』続編の監督を、デヴィッド・フィンチャーに託した理由を明かした。タランティーノが脚本を手がけ、Netflixで製作が進められている続編は、ブラッド・ピット演じるクリフ・ブースを主人公にした物語。長編映画10作目を最後に引退すると宣言している彼は、最後の映画が続編になるという考えに「熱意が湧かなかった」そうだ。

「脚本は気に入っているけれど、同じ道をまた辿ることには違いない。そのせいで熱意が湧かなかった。これが最後の映画になるから、同じことではダメだ。未知の領域に踏み込まなくては」と、ポッドキャスト『The Curch of Tarantino』で明かした。「僕は、自分のこともデヴィッド・フィンチャーのことも、最高の監督だと思っている。だから、デヴィッド・フィンチャーが監督したいと望んでくれたこと自体が、僕の作品に対する真摯さの表れであり、名誉だと思う」

David Fincher at the 80 Venice International Film Festival 2023. Red Carpet The Killer.

なお、昨年に土壇場で制作中止となった『The Movie Critic(原題)』も、過去の作品と近すぎたために引退作にはできなかったと明かしていた。「すでに学んだスキルを使うことになるから、自分の書いたものに心からワクワクすることができなかった。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』でCGIを用いず、今のロサンゼルスを1969年のハリウッドに変えるのは、どうしてもやり遂げなければならないことだった。できる確信もなかった……でも『The Movie Critic(原題)』では、何もひねり出す必要がなかった。ロサンゼルスを昔のハリウッドにする方法は、ある程度わかっていたから。前作にあまりに似すぎていた」

Text: Tae Terai

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