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『年金生活が不安』だけど何もやっていない…そんな人が、まず最初にするべき“3つのコト”とは?【お金のプロが監修】

  • 2025.9.8
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

年金受給が近づくと「これからの生活、大丈夫かな?」と不安になるのは自然なことです。でも、「不安だけど何もしていない…」という人も少なくありません。そんなあなたにこそ伝えたい、年金生活が不安なときに最初に始めるべき3つのステップがあります。この3つを押さえるだけで、将来への漠然とした不安がぐっと軽くなり、今からでも着実に準備を進める自信になりますよ!

私たちが直面する「年金生活」の本当の問題とは

日本の公的年金制度は、少子高齢化の影響で今後の持続性について議論が続いています。「将来もらえる年金額が減るのでは?」「生活費が足りなくなるんじゃないか?」といった不安の声がよく聞かれます。実際、厚生労働省のデータによれば、現役時代の収入の約60%程度が年金支給額の目安です。しかし、これだけで生活するのは厳しいと感じる人が多いのも事実です。

また、年金だけに頼らない収入の柱を持つことの重要性も指摘されており、退職後の生活設計は多様な視点から検討する必要があります。近年では、年金の受け取り開始年齢が選べるようになりました。また、制度改正が次々と行われており、最新の情報をチェックしないと、損をしてしまう恐れがあるのです。

これらの背景から、「何から手をつけていいかわからない」という人が多くなり、準備不足のまま年金生活に入ってしまうケースが増えています。

いざ始動!年金の不安対策でまず踏み出す3つのステップ

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

では、具体的に何から取り組めばよいのでしょうか。まず押さえるべき3つのポイントをご紹介します。

  1. 自分の年金見込み額を正確に把握する
    年金定期便やねんきんネットを利用して、受取予定の年金額を確認しましょう。これがわからないと、具体的な生活設計が立てられません。年金見込み額は、ライフプラン作成の基礎となる大切なデータです。
  2. 家計の現状と将来の収支を徹底的に見直す
    現在の収入や支出、貯蓄額、借入金などを洗い出し、老後の収支シミュレーションを作りましょう。生活費の削減や支出の見直しで無理なく暮らせる予算を把握することが安心への第一歩となります。
  3. 収入源の多様化に向けて行動する
    年金だけに頼らず、可能な範囲で副業、投資、資産運用、資格取得などで収入の柱を増やす準備をはじめましょう。若いうちからの小さな投資やスキルアップは、長期的に大きな効果を生みます。
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出典元;石坂貴史

将来を見据えた一歩が明るい年金生活を創るカギ

年金生活は誰もが通る道であり、不安を感じるのは当然のことです。ただし「何もやっていない」ままだと将来の選択肢が狭まり、生活の質が下がるリスクも高まるでしょう。今回ご紹介した3つのステップを実践すれば、漠然とした不安はぐっと和らぎ、計画的な老後設計が見えてきます。

これからの年金生活を安心で充実したものにするために、今日からできる小さな行動を積み重ねていくのが大切です。老後は待つものではなく、自ら作り出すもの。あなたの未来を明るくする第一歩を踏み出していきましょう。


監修者:石坂貴史

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証券会社IFA、2級FP技能士、AFP、マネーシップス運営代表者。1,000件以上の金融関連の記事制作、校正・監修を手掛けています。金融、経済、不動産、保険、相続分野が専門。お金の運用やライフプランの相談において、ポートフォリオ理論と行動経済学を基盤にサポートいたします。

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