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『おひとりさまでも豊かに暮らす人』は密かに実践している…お金が貯まる“3つの節約テクニック”【お金のプロが解説】

  • 2025.8.31
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

一人暮らしは家族暮らしに比べて、どうしても生活費が割高になりがちです。しかし、豊かに暮らしているおひとりさまには共通した節約テクニックがあります。

それは単なる我慢ではなく、「効率的な節約」を実践していることです。今回は、おひとりさまにおすすめの節約テクニックを解説します。

おひとりさまが意識すべき3つの節約テクニック

まずは、効果的な節約を実践している「おひとりさま」が意識している3つの節約テクニックを解説します。

「まとめ買い+冷凍保存」で食費を削減

おひとりさまが悩む問題の1つが食費の問題です。食費を効率的に削減するカギは、まとめ買いと冷凍保存の組み合わせにあります。

安いときにまとめて購入し、小分けして冷凍保存することで、食材の無駄をなくしつつ単価を下げられます。ご飯も1食分ずつ冷凍しておけば、毎日炊く手間も省けるでしょう。

さらに効果的なのは、休日に1週間分の作り置きをすることです。大量に作って小分け冷凍すれば、平日の調理時間も大幅に短縮できます。

「シェアサービス」を活用して固定費を削減

一人暮らしでは固定費が収入に占める割合が高くなりがちですが、シェアサービスの活用で大幅な削減が可能です。家族割の恩恵を受けられない一人暮らしでも、シェアサービスを使えば同様の効果を得られます。

例えば、動画配信サービスやサブスクリプションは家族とアカウントをシェアすることで、一人あたりの負担を減らせます。また、カーシェアリングを利用すれば、車の維持費なしで必要なときだけ車を利用することが可能です。

「まとめ利用+ポイント活用」で生活費を最適化

日常的に利用するサービスは、まとめて利用することで効率を高め、同時にポイントシステムを最大限活用することが大切です。具体的には、定期購入やまとめ買いで割引を受けられるECサイトを利用したり、クリーニングは複数点まとめて出したりすることで割引を受けられます。

また、ポイント還元率の高いクレジットカードを一枚に集約し、固定費もすべてそのカードで支払うことも効果的です。年間で数万円分のポイントを獲得でき、それを生活費に充てることで実質的な節約効果を得られるでしょう。

さらにゆとりを生む3つの工夫

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

基本的な節約テクニックをマスターしたら、次はさらにゆとりのある生活を実現するための工夫を取り入れてみましょう。

「副収入の仕組み」を作って収入を増やす

節約だけでなく、収入を増やすことも豊かな生活には欠かせません。おひとりさまの強みは、自分の時間を自由に使えることです。この特徴を活かして、無理のない範囲で副収入を得る仕組みを作ることをおすすめします。

具体的には、スキルを活かしたフリーランス業務やハンドメイド作品の販売などが挙げられます。また、不用品を定期的にフリマアプリで販売することも、立派な副収入源となるでしょう。

月2万円の副収入でも、年間で24万円、5年間で120万円の差になります。この収入があることで、節約によるストレスを感じることなく、むしろ余裕のある生活を送ることができるはずです。

「自己投資」で将来の収入アップを図る

一人暮らしの自由時間を自己投資に充てることで、将来的な収入アップを目指せます。資格取得・スキルアップ・語学学習・人脈の拡大などに時間とお金を投資することで、長期的な家計改善につながります。

例えば、月1万円を自己投資に使って資格を取得して月収が2万円アップすれば、投資回収期間はわずか6ヶ月です。その後は毎月1万円のプラスが続くことになり、年間で12万円の家計改善効果を得られます。

オンライン学習サービスを活用すれば、通学時間も不要で効率的に学習できます。おひとりさまの時間の自由度を最大限活用した自己投資が、将来の豊かさにつながるのです。

「健康管理」で医療費を予防する

一人暮らしでは病気になったときのリスクが大きいため、予防的な健康管理が特に重要になります。医療費は家計を大きく圧迫する要因の1つですが、日頃の健康管理によってこれらの支出を削減できます。

具体的には、定期的な運動・バランスのよい食事・十分な睡眠を心がけることが大切です。また、年1回の健康診断を必ず受診し、早期発見・早期治療を心がけましょう。

自炊の習慣が身についていれば、健康的な食事を低コストで実現できるため、一石二鳥の効果を得られるでしょう。

まとめ

おひとりさまの節約は、単なる我慢ではなく「効率化」がカギとなります。食費の割高さや固定費の負担の重さ、一人分サービス利用の非効率さを理解し、必要な対策を進めましょう。

具体的な対策は、まとめ買いと冷凍保存による食費削減・シェアサービス活用による固定費削減・まとめ利用とポイント活用による生活費の最適化が挙げられます。

まずは一つずつ試してみて、自分の生活スタイルに合った方法を見つけてみてください。継続することで、豊かなおひとりさまライフを手に入れることができるでしょう。


監修者:柴田 充輝

厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1,200記事以上の執筆実績あり。