「津波」に加え、台風9号からの「うねり」にも注意　北海道の天気予報＆気象予報士解説／2025年7月30日更新

北海道のあす31日(木)の天気と、週間予報を、HBCウェザーセンターの児玉晃（こだま・あきら）気象予報士がお伝えします。

【この記事の内容】
・ポイント解説
・あすの北海道の天気と気温
・あすからの北海道の週間天気予報
・あすの札幌の朝昼晩の天気

台風９号からの「うねり」に注意

台風9号の情報です。南海上にある台風9号は、ゆっくりと北上します。予報円の中心を通った場合、8月2日土曜日に伊豆諸島付近で進路を東に変え、4日月曜にかけて日本の東海上へ進みます。土日は本州に予報円がかかります。予報円がかなり大きく、不確実性も高いため、今後も最新の台風情報をご確認ください。北海道の太平洋側には、週末にかけて台風からのうねりが入ります。浅瀬で急激に波が高くなるため、注意して下さい。
（「うねり」と「津波」は発生原因が全く異なります）

31日（木）の天気と気温

あす31日（木）の天気と気温です。
太平洋側は低い雲や霧がかかります。その他は広く晴れるでしょう。最高気温はきょう30日（水）とほぼ同じですが、根室ではきょうより5度高い24度でしょう。ムシムシとした空気が続きます。避難している方は、体調管理に気を付けて下さい。

あす31日（木）の時間ごとの天気。道央・道南からです。
札幌周辺は晴れますが、室蘭や苫小牧は雲が広がり、朝晩は霧がかかるでしょう。札幌ではきょう30日（水）5日ぶりに真夏日になりましたが、あすも31度と真夏日予想です。熱中症や食品の取り扱いにも注意して下さい。

道北・空知です。
日中は各地で晴れるでしょう。最高気温は30度前後で蒸し暑さが続きます。こまめに水分や休憩をとって、室内でも風通しを良くしてください。

道東・オホーツク海側です。
太平洋側は低い雲や霧がかかりますが、オホーツク海側は晴れるでしょう。最低気温は20度前後で涼しいでしょう。最高気温は釧路で23度ですが、北見は30度と暑くなります。

31日（木）からの週間天気予報

週間予報。日本海側とオホーツク海側からです。
金曜日も晴れますが、土日は雲が広がりやすいでしょう。来週にかけても30度前後の蒸し暑さが続くため、よく食べて、よく寝て、夏バテしないようにしましょう。

太平洋側です。
西部を中心に日が差しますが、朝晩は広く霧がかかるでしょう。また、週末にかけて海はうねりが入るため、注意が必要です。気温は平年より高いでしょう。

31日（木）の札幌の朝昼晩の天気

あす31日（木）の札幌です！朝昼晩の天気をもんすけでお伝えします！
もんすけは日傘で紫外線対策をして、木陰で水分補給もしています。あすも晴れて、2日連続真夏日と蒸し暑さも続きます。昼間は風が少しありますが、なるべく涼しい環境で過ごすようにしてください。

文・イラスト： HBCウェザーセンター 気象予報士 児玉晃
HBCテレビ「今日ドキッ！」の番組内でも独特（？）なイラストを使って天気をお伝えしています。
HBCウェザーセンターのインスタグラムも開設！予報士のゆる～い日常も見られますよ。

連載「気象予報士コラム・お天気を味方に」
月～金曜日に翌日からの天気予報をお伝えしているほか、暮らしに役立つお天気コラム記事もお届けしています。

※30日午後5時時点の情報です。最新の気象情報は、HBCウェザーセンターのホームページなどでご確認ください。HBCは気象庁の認可を2001年に得て以来、民間気象会社の一つとして「HBCの独自予報」を発信しています。

編集：Sitakke編集部IKU