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足裏に数プッシュするだけ睡眠の質がアップ? マグネシウムスプレーを6週間使い続けたエディターがその効果をレポート

  • 2025.7.19

サプリだけじゃない。マグネシウムの摂取方法

Woman sleeping under duvet at the sunny morning, top view.

長年マグネシウムを愛用している私は、就寝前にグリシン酸マグネシウムを1カプセル(または3カプセル)飲んでいる。服用しそびれてもさほど気にならないし、これなしでは夜眠れない、なんて中毒性もない。しかし最近になって、マグネシウムスプレーという優れものに出合った。

今では、就寝前にいつもの保湿をしてからマグネシウムスプレーを足の裏に吹きかけ、自然に乾くのを待ってからベッドに入るのが習慣だ。マグネシウムスプレーを使い始めてから6週間が経った今、私の睡眠の“スコア”(睡眠時間から質、レム睡眠回数、心拍変動、体温までを総合したもの)は、かなり上がった実感がある。

マグネシウムスプレーの効果とは?

「マグネシウムは神経系に作用し、筋肉を弛緩させ、局所的に経皮吸収されることで、睡眠の質を向上させることができます」と話すのは、イギリス・ロンドンにあるウェルネスクリニックThe HVNの機能性医学プラクティショナー、レラニ・ルブサー。「マグネシウムは、メラトニン(睡眠ホルモン)の生成をサポートし、コルチゾール(ストレスホルモン)を低下させ、深い眠りを手助けするのです」

皮膚から吸収させる経皮吸収は、錠剤を飲むことなくサプリメントの恩恵を受ける簡単な方法だ。「経皮吸収で摂るマグネシウムは、抑制性の神経伝達物質であるGABAを増加させるのに役立ちます。マグネシウムは過剰なグルタミン酸をブロックし、刺激や神経毒性を防ぐ働きもあります」とルブサーは言う。

マグネシウムがこれほど有益なのは、副交感神経系(闘争・逃走モードと対をなす休息・消化モード)を始動させ、精神の安定とリラックスの促進につながるからだ。また、皮膚から吸収することのもうひとつの利点は、「消化器官を経由しないため、有効成分が分解されにくいこと」だと、サプリメーカーのThe Nue Co創設者ジュールズ・ミラーは付け加える。

マグネシウムスプレーを足に吹きかけるメリットは?

「足の裏には汗腺が密集しており、マグネシウムの吸収を高める可能性があります」とミラーは説明する。「伝統的な中国医学では、足は重要なエネルギーの出入り口でもあり、全身に広がる経絡とつながっています。儀式的な意味合いでも、ここにマグネシウムを取り入れることで神経系をリラックスさせ、睡眠を促すことができるのです」

マグネシウムの内服と外用を併用しても大丈夫?

目的にもよるが、マグネシウムの内服と外用の併用は一般的には可能だ。局所吸収に関する研究はまだ発展途上にあるため、マグネシウムが著しく不足している人は(医療専門家の指示がない限り)まずは経口補給に専念し、1日の推奨量を超えないようにすること。サプリを摂取する際は、医師や専門家に相談するといいだろう。

新しい睡眠の質向上の方法を探している人も、飲むサプリの数をこれ以上増やしたくない人も、マグネシウムスプレーは検討の価値あり。それに、毎晩寝る前にマグネシウムをスプレーするという儀式的な行為を取り入れることで、不思議と心も落ち着く。その効果が気になる人は、ぜひ試してみてほしい。

Text: Morgan Fargo Adaptation: Motoko Fujita

From VOGUE.CO.UK

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