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「何の地獄?」「鬼の脚本」行き場を失った“救世主の悲痛”に、SNS阿鼻叫喚の声相次ぐ…NHK大河『べらぼう』

  • 2025.8.22
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『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』8月17日放送 (C)NHK

横浜流星さんが主演を務めるNHK大河ドラマ『べらぼう』(毎週日曜よる8時)の第31回「我が名は天」が8月17日に放送されました。
江戸城では家治(眞島秀和)が体調を崩し、月次御礼を欠席。病床に臥した家治は、見舞いにきた一橋治済(生田斗真)の胸ぐらを掴み、“天は見ておる”と訴えかけます。一方、利根川の決壊で大洪水に見舞われた江戸市中。蔦重(横浜流星)は、新之助(井之脇海)やふく(小野花梨)を気にかけ、米や着物を差し入れました。

※【ご注意下さい】本記事はネタバレを含みます。

家治の最期

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『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』8月17日放送 (C)NHK

江戸城では家治(眞島秀和)が体調を崩し、月次御礼を欠席。知保の方(高梨臨)は、上様に何か滋養のあるものをお見舞い申し上げたいと大崎(映美くらら)に相談し、“醍醐(チーズのような乳製品の一種)”を差し入れます。

しかし、家治の体調はさらに悪化。病床に臥す家治は、幼い西の丸・家斉(長尾翼)に「もう時がなさそうじゃ…故に大事なことを一つだけ…」「臣下には正直な者を重用せよ」と忠告。さらに一橋治済(生田斗真)に向かって「家基!」と呼びかけ布団から這いずり出た家治は、治済の胸ぐらを掴み「よいか…天は見ておるぞ!天は、天の名を騙るおごりを許さぬ!」「これからは余も天の一部となる。余が見ておることをゆめゆめ忘るるな!」と訴え、息を引き取ります。治済は「西の丸様と家基様を間違えておられた。はあ…おいたわしや…」と目を伏せました。

家治演じる眞島秀和さんの圧巻の演技に、SNSでは「凄い迫力」「今回のMVPは間違いなく上様」「ゾッとするほど素晴らしかった」「鬼気迫る演技」「こういう芝居が見られるのが大河ドラマ」と絶賛の声が続出。一方、治済の反応には「どこまで一橋様の心に届いたやら…」「全然効いてないよねコイツ」との声が上がりました。

救いのない悲劇

利根川が決壊し、江戸市中は大洪水に。蔦重(横浜流星)は、深川の長屋に住む新之助(井之脇海)とふく(小野花梨)を気にかけ、米や着物を差し入れます。
その後ふくは、うちは蔦重のおかげで少しばかりいい目を見させてもらってるからと、栄養が足らず乳が出ない母たちの代わりに、他の赤ん坊にも乳をあげるようになりました。

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『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』8月17日放送 (C)NHK

そんな中、ある日新之助が家に帰ると、ふくととよ坊が変わり果てた姿に…。新之助の留守中に押し込みが入り争ったとのこと。
まもなく犯人はふくが乳をあげていた赤ん坊の母親の夫だと判明。怒りに煮えたぎった新之助が犯人の元へ駆けつけると、犯人の妻が「私が…あの家には米があるんじゃないかって言っちまったもんで…この人魔が差しちまって…」と弁解します。赤ん坊の泣き声が響く中、必死に許しを請う男の姿に、新之助は唇を震わせ「この者は俺ではないか」「俺はどこの何に向かって怒ればいいのだ!」と行き場のない思いを叫びました。

SNSでは「辛すぎる」「何の地獄?」「鬼の脚本」「誰かを想って良かれと思ってしたことがあらぬ事件へと」「最悪のドミノ」との声が続出。やり場のない思いを抱える新之助に「この理性の強さと賢さが逆に辛い」「新さんはやはり聡明で優しすぎる人だ」「新さんは怒っていいよ…」との声も寄せられました。


NHK大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』毎週日曜よる8時放送
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ライター:あいな
関西在住のフリーライター。主にエンタメや保育についての記事を執筆。読書、ドラマ、アイドル好き。日々育児に奮闘中。