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4年前、“度肝を抜いた名演技”が話題に…「末恐ろしい逸材」「とんでもない」続編も放送された7歳天才子役の“代表作”

  • 2025.8.22

横山裕が主演のテレビ朝日系のドラマ、オシドラサタデー『コタローは1人暮らし』。津村マミ氏の同名人気コミックを実写ドラマ化した本作は、2021年4月期に放送され好評を博し、2023年4月から続編『帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし』が放送された。アパートに1人で引っ越してきた5歳のコタロー(川原瑛都)を横山演じる売れない漫画家・狩野をはじめ、アパートの住人や幼稚園教諭、コタローにお金を届ける弁護士らが温かく見守るハートフル・コメディーだ。そんな本作の魅力を深掘りしたい。

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※Google Geminiにて作成(イメージ)

キャラ強なコタローを人気子役・川原瑛都が好演!

自堕落な生活を送る売れない漫画家・狩野が暮らす「アパートの清水」の隣の部屋に何やら訳アリな一人暮らしの5歳児・コタローが引っ越してくる。

コタローは、大好きなアニメ『とのさまん』のマネをして、「わらわは~」「おぬしは~」という“殿様語”を話すインパクトの強いキャラクター。年齢を考えるとかなり大人びているとはいえ、なぜコタローが1人暮らしをしているのか―そこには、彼と両親との辛い過去があり、大人が不可解に思えるような彼の行動には悲しい理由があった。それに気づかされるたび、視聴者の心も揺さぶられた。

そんなコタローを演じたのは、現在公開中のディズニー&ピクサー映画『星つなぎのエリオ』でエリオ役の日本人声優を務めるなど、子役としてすでにさまざまな作品で活躍している川原瑛都。放送後、「素晴らしかった。末恐ろしい逸材」「名俳優になりそう」「とんでもない天才子役」といった声が続出し、視聴者の度肝を抜いた名演技が話題になった。7歳にして、早くも彼の代表作といってもいい作品だ。

続編では小学1年生になるコタローの成長も楽しみたい。

横山裕、山本舞香らが演じた悩める大人たちがコタローとともに成長!

しっかり者だが、やはりコタローを放ってはおけない大人たち。狩野をはじめ、「アパートの清水」の住人。美月(山本舞香)、田丸(生瀬勝久)、弁護士の小林(百田夏菜子)、幼稚園教諭の花輪(西畑大吾)が、コタローを見守りつつも、彼らもまたそれぞれに事情や悩みを抱えていて、コタローの言葉や行動にハッとさせられながら、成長していく。

横山裕が演じた狩野は、ツンデレで、時にコタローにみっともない姿を見せながら、どんな時もコタローのそばにいようとしてくれる存在だ。不器用だが優しい狩野に対し、「表情と声にグッと来る」「父性が目覚めた狩野殿見てるとちょっと泣きそう」と、横山が演じた狩野の演技が称賛を浴びた。

山本舞香が演じた美月は、コタローを可愛がっている料理好きのキャバクラ嬢。ヒモの彼氏に悩まされ、他の住民に迷惑をかけるといけないからとアパートを出ていくも、続編ではアパートに戻ってきて近所の純喫茶『ピュアウォーター』で働くように。山本は本作で母性あふれる美月を好演している。「見る目が優しい。山本舞香ちゃんのことめっちゃ好きになった」「美しかった」との声が上がっていた。

また、コタローの児童養護施設時代の親友・佑役で松島聡も登場し、続編ではより存在感を増す佑。「ドラマ全体に厚みを持たせていた」「すっと吸収されて演技として出力されてるように感じた」「本当に佑くんが聡くんで良かった」と松島聡の演技にも称賛の声が。

放送後は、「キャストのハマりっぷりが凄すぎる」「あたたかくて素敵」「ほんとに心が浄化される」と反響が続出していた。そんな温かさに癒される珠玉の物語に浸ってほしい。


ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。