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『お金が貯まらない人の通帳』には“ある共通点”があった…→残高が減る人の“3つのヤバい特徴”とは?【お金のプロが監修】

  • 2025.8.16
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「毎月給料が入るのに、気づけば通帳の残高が減っている…」そんな悩みを抱える人は意外と多いものです。
ファイナンシャルプランナー(FP)が見ると、貯まらない人の通帳には、ある共通した“ヤバい特徴”が存在するといいます。単なる“使いすぎ”ではなく、普段の行動やマインドに潜む問題点が見えてくるのです。
今回はお金が貯まらない人に共通した3つの特徴を通帳の動きから徹底解説します。あなたも思わず「自分じゃないか?」と身に覚えがあるかもしれませんよ。

“お金が貯まらない人”の通帳にみる見逃せない3つの共通点

何百件ものお客様の通帳を分析した結果、お金がいつも減っている人に必ず見られる特徴が3つ浮かび上がりました。

1つ目は「収支管理がザルで支出が把握できていない」こと。貯蓄の基本は自分が何にどれだけ使っているかを知ることですが、通帳をきちんとチェックしない人は無意識にお金を使いすぎてしまいがちです。

2つ目は「感情的な衝動買いが多い」こと。欲しいものがあれば即買いしてしまい、一度に高額なものを現金で支払っていたり、カードの引き落としが高額になりやすいパターンが通帳の使用履歴から明確に読み取れます。

3つ目に、「毎月の固定費が高い」こと。見直すべき固定費が多いにもかかわらず、変更や節約をせずに高いまま払い続けているケースも少なくありません。

このような傾向が続くと、仮に月々の収入が増えても残高が減り続ける、“赤字スパイラル”に陥ってしまいます。では、これらはなぜ起こるのでしょうか?さらに詳しく原因を探ってみましょう。

生活習慣と心理状態が生む“残高減少のワナ”を深掘り

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

まず「収支管理が甘い」人ほど、日常の買い物や固定費支払いなどを記録に残さず、通帳の明細すらあまり見ていないことが判明しています。現代はキャッシュレス決済が増え、現金感覚が薄れたことで金銭感覚が狂いやすく、結果的に支出が膨らむことも一因です。

また衝動買いの原因としてはストレスや孤独感による「慰め買い」が多く、感情に流されやすい心理状態が背景にあります。例えば「セール」や「限定品」という言葉に弱く、つい無駄遣いをしてしまうケースもしばしば。これらが積み重なると一時的な満足感は得られても長期的な貯蓄には悪影響を及ぼします。

さらに固定費が高い人は家計全体の支出を見直せていないことが多く格安スマホへの切り替えや保険の見直し、電力会社の切り替えなど節約のチャンスを逃しています。こういった固定費の無駄は、長期的にみると大きな損失になります。

現状把握・感情コントロール・固定費見直しの3つは、いずれもお金を貯めるために必須の習慣ですが、実践ができていない人が多いのが現実。だからこそ“お金が貯まらない人”の通帳には共通してその痕跡が残っているのです。

そのため、まずは「収支管理の徹底」から始めましょう。銀行のアプリや家計簿アプリを使い、毎日の支出を簡単に記録するだけでも金銭感覚は大きく改善します。自分の使い道が「見える化」されると衝動買いは自然と減っていきます。

次に「購入前のルール設定」が効果的。例えば「本当に必要かどうか24時間考え、3回自分に問いかける」など自分にとって必要な物を見極めるための冷却時間を作ることで感情的な買い物を抑えられます。また「節約できる固定費の見直し」も忘れずに。スマホ代や保険、サブスクなどは家計に与えるインパクトが大きい分野。半年に一度は必ずプランの見直しを習慣化しましょう。

お金が貯まらない人の通帳から脱却しよう

通帳の数字は単なる記録ではなく、あなた自身のお金への接し方や生活習慣、心理状態を表す鏡のようなものです。

毎月の通帳残高が減り続けて悩んでいるなら、まずは自分の通帳と真剣に向き合い、ここで紹介した3つの特徴をチェックしてみてください。変化は1日で訪れなくても、続けることで確実に貯蓄体質へと変わっていくはずです。


監修者:有限会社バード商会 代表取締役 鳥谷 威(https://financialplanertk2021.com/

得意分野は、家計管理(とくに光熱費)と資産形成。福岡の大学を卒業後、大手ガス会社にて家庭の光熱費削減や新電力の業務に約4年間従事。クレカ請求業務も経験。
現役世代の人の家計が『今より豊かになるように』という想いのもと、約3年かけてCFP(R)資格を取得。
現在は、各種金融メディアでの執筆・監修・日本FP協会の支部相談員としても活動中。
20・30代の人に、早いうちから家計の見直しや資産形成の大切さを伝えたく日々奮闘中。