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ごく普通の会社員が『老後の不安』を解消できる…お金に困らない“たった1つの考え方”とは?【元銀行員が解説】

  • 2025.8.14
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

漠然と老後に不安を感じている会社員の人は多いのではないでしょうか。しかし何が不安なのか分からず、どのように対処すればよいのか分からないという人も少なくありません。

老後の不安は、考え方を変えることで軽減できます。今回の記事では老後の不安を解消する考え方について、紹介します。

なぜ老後に不安を感じるか

そもそも、なぜ老後に不安を感じる人が多いのでしょうか。

「不確実」なことが老後不安の要因

「いつまで元気でいられるか分からない…」「介護や生活費などいくらかかるかわからない…」老後の不安は、「不確実」なことが要因です。現役時代と違っていつまで元気で働けるか分からないだけでなく、生活費や医療費などがどれくらいかかるか、はっきりとは分かりません。

おひとりさまであれば、何かあったときに頼る相手がいない、という不安もあるでしょう。持家の人でも、高齢者施設などに入るケースもあり、住居費がかかることも珍しくありません。このように老後に不安を感じる人が多いのは、老後の暮らしやお金について「不確実」なことが多いからです。

長寿化と社会保障制度への不安が不確実を大きくする

医療の発展などによって、長寿化が進んでいます。一方で年金などの社会保障制度には不安があり、将来さらに悪くなることをなんとなく感じている人も多いでしょう。長生きできるのは嬉しいことですが、それだけ生活費などのお金がかかります。国の社会保障だけでは、安心して老後を迎えられないことが、老後の不安をさらに大きくしています。

「正しく理解する」ことを考えれば老後の不安は消せる

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

「不確実」な老後への不安を消すためには、「不確実」なことを知ることが大切です。「何歳まで生きるか」「医療費がどれくらいかかるか」など、完全に知ることはできません。しかししっかりと調べて、対策をしておくことで老後の生活の「不確実」を消せます。

ライフプランのシミュレーションをする

お金に関する不安は、ライフプランをシミュレーションすることで対応できます。正確なライフプランを作成するには、老後の生活を具体的にイメージすることが重要です。子どもの結婚や、自宅のリフォームなど出費の大きなイベントも忘れないようにしましょう。

介護が必要になり、高齢者施設に入居することになったらどれくらい費用がかかるのか、あらゆるパターンを想定して必要な費用も調べておきましょう。必要な資金が足りないのであれば、資産運用や支出の見直しなどによって収支の改善を考えましょう。老後の資金繰りを整理することで、漠然とした不安を軽減できます。

精神的な支えを準備する

老後の不安はお金に関することだけでなく、頼る相手がいないなど、精神的なことも多いでしょう。お子さんがいない家庭や、いても遠方に住んでいる家庭は多いです。いざという時に頼れる相手をつくるためには、地域とのコミュニティを深めておくことも大切でしょう。

また最近では、一人で住んでいる人の生活を支援してくれる活動も活発です。費用がかかってしまうこともありますが、このような制度を利用することで精神的な支えになり、老後の不安解消につながるでしょう。

不確実なことを知ることで、老後の不安を解消できる

老後の生活が不安なのは、不確実なことが多いからです。いつまで健康でいられるのか、老後の生活費はどれくらいかかるのか、正確なことは分かりません。しかし事前にシミュレーションして対策することで、不確実なことも解消できて、老後の不安を軽減できるでしょう。


監修者:ゆきひろ
信託銀行に勤務する傍ら、金融系の記事も執筆する兼業ライター。日々富裕層顧客に金融や不動産を活用したウェルスマネジメントや税務に関する提案を行っており、培った知識と経験を活かして情報発信を行っている。過去には大手カード会社でクレジットの審査業務経験もあり、金融全般の知識に明るい。FP1級、宅建士を保有。