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朝ドラと同じ!2年前にも“訳あり親子”「再びだったのね」「さすがのお二人」迫力の“対峙シーン”が注目の話題作

  • 2025.8.21

橋本環奈が主演、Hey! Say! JUMPの山田涼介が共演した2023年4月期放送のTBS系 火曜ドラマ『王様に捧ぐ薬指』。わたなべ志穂による同名漫画を実写ドラマ化した作品だ。本作で橋本は、大好きな家族を守るべく結婚を選んだ“ド貧乏シンデレラ”に、山田は業績不振の結婚式場を立て直すため、好きでもない女との結婚を選んだ“ツンデレ御曹司”を演じた。愛は一切ナシの“メリット婚”から始まった美男美女の胸キュンストーリーに放送当時も反響が相次いだ。今回はそんな本作の魅力に迫る。

2人の結婚生活は前途多難! さまざまな敵と味方が登場

主人公は、美人すぎるがゆえに周囲から誤解され妬まれることも多く、トラブルの絶えない人生を送っている羽田綾華(橋本)。綾華は、自身が働く「ラ・ブランシュ」の社長で大企業「新田ホールディングス」後継者・新田東郷(山田)に契約結婚を打診され、大家族の羽田家を守るために、結婚を承諾することに。2人は、ラブラブ夫婦を演じることになったのだ。

これまで女性に困ったことはないが、本当の恋はしたことがない東郷。しかし、同級生の小夜(小林涼子)のことは、無意識に目で追っていた。小夜は、東郷の秘書で親友のハチ(森永悠希)の婚約者だ。一方、綾華は仕事で高校の同級生で、初恋の相手だった神山(坂東龍汰)と再会。好青年の神山は事情を抱えていて…。

そんななか、癒しパートでもあったのが、大家族の羽田家。両親(母は妊娠中)+5姉弟だが、なかでも綾華の弟で羽田家・長男の陸(長尾謙杜/なにわ男子)は勘が良く、結婚した綾華を見守る存在に。綾華が東郷の家に連れてきた愛犬・ネギも、ギスギスする綾華と東郷のかわいいアシスト役となっていた。そして、2人が新婚旅行先の箱根で出会う桜庭新(北村匠海)の動きも、見どころの一つとなっている。

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松嶋菜々子 (C)SANKEI

綾華と東郷を別れさせるために画策をするのが、松嶋菜々子演じる東郷の母・静だ。東郷に執着するがあまり、羽田家にも危機が訪れるなど、静の妨害が終始2人を苦しめる。物語が進むと、静と桜庭が親子関係だった衝撃の事実も発覚。現在、NHK連続テレビ小説『あんぱん』でも、北村匠海演じる崇の母親として話題を集めている松嶋菜々子だが、本作でも“訳あり親子”として共演している。SNSでは、「親子共演再び」と話題になっている。さらに当時も、「対峙シーンが迫力あったなさすがのお二人よ」と2人が揃う場面に注目の声が上がっていた。

メリット婚だった2人が本気で相手を好きに!

新田家の後継者ではある東郷は、深い孤独を抱えていた。そんな彼を大家族で育った綾華が「家族だから」と大きな愛で包み込む。愛もなかった2人の言い合いが、時を追うごとに微笑ましく感じられるのも、本作の特徴だ。テンポのいい2人のコミカルな掛け合いも、視聴者の心をつかんでいた。

そして、互いに惹かれ合い、必要とする存在になる2人の胸キュンシーンに、視聴者は毎回もん絶!“おかわりキス”や“頭ポン”など、さまざまなシーンが飛び出し、SNSでは「激甘すぎ」「破壊力ある」「絶対沼る」「感情が大忙し」と視聴者をトリコにしていた。

まさに“シンデレラ”ストーリーにふさわしい、笑って泣ける恋愛ドラマの王道が詰まった良作。2人が紡ぐ“キュンキュン”にぜひ癒されてみては?


ライター:小松加奈
ライター/編集者。音楽・映画・ドラマ・アニメなどのエンタメ系を中心にインタビュー/レビュー/コラム記事などを手掛ける。