朝ドラで表示された“字幕のセンス”に注目集まる「笑ってしまった」「怖い」台詞ゼロで怒りを伝える“秀逸な演出”

今田美桜がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説『あんぱん』の第21週「手のひらを太陽に」第104話が、8月21日に放送された。

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のぶが家出をして、嵩と別居

嵩（北村匠海）はたくや（大森元貴）からテレビドラマの脚本を依頼される。躊躇する嵩にたくやは、今どんな漫画を描いているのか尋ねるが、嵩は描いていないと明かす。漫画を描こうとすると才能がないのだと絶望的な気持ちになるため、忙しくしているほうが楽な嵩は、何が本業なのか自分でも分からなくなっていた。

このまま嵩が漫画を辞めてしまうのではとのぶ（今田美桜）は心配する。そんなある日、カフェで打ち合わせをしている嵩を待っていたのぶは、ホステスたちに取り囲まれる嵩の姿に唖然とする。夜、自宅に戻った嵩に向かって、のぶは最近の嵩はおかしいと伝える。すると嵩は自分には才能がないと卑下する言葉を繰り返し、ついには感情を抑えきれず声を荒らげてしまった。のぶは家出し、しばらく蘭子（河合優実）の部屋に置いてもらうことになった。

のぶは何を作ろうとしていたのか、そして大根はその後どうなったのか

女性たちにチヤホヤされ、漫画も描かなくなったことに、のぶは「最近の嵩さんは…おかしい」とつぶやくが、その怒りを表現したのが、夜ご飯の準備のため、のぶが包丁で切っている大根。字幕には「大根を勢いよく切る音」と表示され、輪切りの大根が転がる様子も映し出された。SNSでは「字幕に吹いた」「字幕の(大根を勢いよく切る音)で笑ってしまった」「字幕怖い」という声の他、「切り方に怒りが表われてる」「古典的な漫画表現ぽくて良かった」といったツッコミの声が相次いでいる。

のぶは嵩の元を離れ、蘭子に泊めてもらえるように訪ねてきた。「えらい近距離の家出やね」という蘭子の冷静なツッコミが冴え渡っている。SNSでは「声出してワロたわ」「ストレートな物言いの蘭子ちゃん好き」「言い方お母ちゃんに似てきたね」「冷静なツッコミ良かった」「言い方がツボだった」といった視聴者からの声も投稿されている。

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NHK 連続テレビ小説『あんぱん』毎週月曜〜土曜あさ8時放送
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