「２回見た」「すべて調和が取れててすごい」ただの“男”を表現 “独特なシーン”の熱量に興奮の声『しあわせな結婚』

阿部サダヲが主演を務めるテレビ朝日・木曜ドラマ『しあわせな結婚』（毎週木曜よる9時）の第5話「第一部完！愛妻が隠していた真犯人」が8月14日に放送された。本作は、弁護士の原田幸太郎（阿部サダヲ）が、謎めいた美術教師の鈴木ネルラ（松たか子）と恋に落ち、彼女が関係するある人物の死の真相に巻き込まれていくマリッジサスペンスだ。

この記事では今回のエピソードの見どころを解説していく。

※【ご注意下さい】本記事はネタバレを含みます。

愛妻が隠していた真犯人

ネルラは過去と向き合う決意をし、父・寛（段田安則）に「15年前、夕人（玉置玲央）を殺したのはあなた？」と問いかける。寛は動揺し、突然倒れてしまう。連絡がつかない考（岡部たかし）やレオ（板垣李光人）に代わり、ネルラは刑事の黒川（杉野遥亮）に助けを求める。

病院で黒川と鉢合わせた幸太郎は、なぜ妻が自分ではなく黒川に頼ったのか複雑な感情を抱く。帰宅後、ネルラは「警察に一つだけ嘘をついた」と打ち明け、自分と父だけが知る“秘密”があると告げる。

15年前に、夕人は画家の道を諦めてイタリアンレストランを開業しようとしていた。寛に資金援助を頼むが、寛は絵の道をやめるべきではないと励ます。出資を断られた夕人は逆恨みし、悪戯電話をする。それは、孫のレオを誘拐を偽装し、身代金を要求するという内容だった。家族にも警察にも話したらレオの命が危ないと慌てた寛は、金を抱えて指定場所で狼狽える。しかし、夕人は金を受け取りには現れず、寛の姿を見て嘲笑っていたのだ。

その後、寛はふとした会話から誘拐犯が夕人だと気づき、一連の出来事と疑惑についてネルラにだけ打ち明けた。怒りに震えたネルラは夕人を問い詰めるが、夕人には全く反省する様子がなかった。ネルラは別れたいと告げるが、「一緒に死んでくれ」とすがりつかれ、そのまま揉み合いになり夕人は階段から滑り落ちて死んでしまった。

ネルラは事件当日、かすかに蘇った記憶の中で、事件現場に現れた男の姿を目撃していた。そして、それは偽装誘拐のことで夕人を恨んでいた寛ではないかと疑っていたのだ。しかし、その事件当日には寛はアリバイがあると説明される。寛とネルラは15年間お互いを疑っていたが、その疑惑を晴らすことができ安堵することとなった。

夕人の悪行が明らかになり、ネルラと揉み合いになった理由が描かれた今回のエピソード。しかし、真犯人は謎のままとなり視聴者からは「先が余りにも読めな過ぎてミゾミゾします」「最後まで油断できない」など今後の展開を楽しみにする声が多く上がっている。

三角関係発生

ネルラへの好意を自覚してしまった黒川は動揺を隠せず、その葛藤を表現した独特なシーンが話題となっている。中華料理屋で、苦悶の表情を浮かべ黙々とラーメン食べるシーンだ。黒川の頭によぎるのは、ネルラから言われた「私のこと好きなの？」という言葉と、事件当日の彼女の横顔だった。食事という本能的行為に恋の衝動を重ね、刑事という立場を見るものにすら忘れさせ、ただの“男”という存在感を際立たせている。このシーンに「かっこよすぎて2回見た」「カメラワークも途中回想を挟むのも杉野遥亮の芝居も良すぎ」「芸術的」「すべて調和が取れててすごい」など、SNSでコメントが多く上がっている。

その後、黒川はネルラに会いにいき「真犯人は自分が見つけます。あなたのために」と告白ともとれる言葉を伝えた。

また、黒川の想いを察した幸太郎は、“協力して真犯人を捕まえよう”と提案したものの、複雑な心境を抱えていた。次回予告では、真犯人が出頭するようで事件の真相が改めて明らかになるようだ。折り返しとなる次回6話も見逃せない。

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テレビ朝日系 『しあわせな結婚』毎週木曜よる9時
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