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お金のプロ「なるべく避けて」→知らなかったでは済まない『相続』の落とし穴…親が亡くなった後の“3つのNG行動”とは?

  • 2025.8.17
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

親が亡くなると、深い悲しみの中でも、多くの手続きや重要な判断を進める必要があります。急いで物事を進めたくなる気持ちは、相続の場面では、自然なことです。一方で、相続できなくなる危険な行動も存在します。ファイナンシャルプランナー(FP)も注意を促している、3つの避けるべき行動があるのです。これらを知らないと、遺産の引き継ぎが正しく行われないかもしれません。今回は、親が亡くなった後に絶対に避けるべき行動を、分かりやすく説明していきます。

知らなきゃ損する!相続できなくなる3つのNG行動とは?

相続に関しては、法律や手続きなどが複雑で、慌てて行動すると、予期せぬ思わぬトラブルに巻き込まれることも。今回は、特に気をつけたい3つの点を解説します。

1.遺産を勝手に動かさないこと

親の銀行口座からお金を引き出したり、不動産を処分したりする行為は、相続人全員の合意がない限り避けましょう。このような行動は、後の遺産分割で、争いの火種になってしまいます。

また、法的にも問題になる場合があり、相続財産は、手続き完了まで「凍結された状態」と考えましょう。無断で処分しないことが大切です。

2.負債の有無を確認してから相続を決めること

遺産には、プラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も含まれます。もし、負債がある場合は「相続放棄」や「限定承認」を検討すると良いでしょう。

何も調べずに相続を承認してしまうと、知らなかった借金まで引き継ぐことになり、大きな負担を抱えるかもしれません。

また、「相続放棄」や「限定承認」は、相続開始から3か月以内に行う必要があります。期限を過ぎると変更できなくなるため、注意が必要です。

3.遺言書を確認する前に遺産を分けないこと

亡くなった方が遺言書を残している場合は、その内容を確認することが最優先です。遺言書は、法律上においても、強い効力を持っています。

遺言書は遺産分割の方針に大きく影響するため、遺言書を無視して遺産の分配を進めた場合は、他の相続人との間で、争いが発生する可能性が高いので注意しましょう。

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なぜこれらの行動が問題に?背景と具体的なケース紹介

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

親の遺産を相続する際は、法律の下で公平に分けられることが基本です。

しかし、その公平性や法的ルールを無視すると相続人同士の争いや資産の損失につながる恐れがあります。ある相続人が親の銀行口座から、多額の現金を先に引き出してしまったケースでは、他の相続人が、これを不公平だと感じ裁判に発展したのです。

こうしたこのような相続トラブル争いは精神的な負担が大きく、遺産の価値以上に“代償コスト”がかかってしまいます。

また、親の借金があることを知らずに、相続を承認してしまい、結果として負債を背負ってしまう遺族も多くいますし、遺言書の内容を確認しないまま分割を進め、無効の訴訟に発展する恐れもあります。
そのため、相続の場面では、事前の確認と法律に沿った手続きが欠かせないのです。

親の死後、何を優先しどう行動すべきか心得ておこう

親が亡くなった後は、まず遺言書の有無を確認するようにしましょう。そして、遺産には、勝手に手をつけないことが大切です。

また、マイナス財産の可能性がある場合は、必ず3ヶ月以内に相続放棄や限定承認の検討を行いましょう。こうした行動を意識して手順を踏むことで、無用な不要なトラブルや損失を防ぐことから身を守ることができるのです。

相続の場面では、は感情が非常に揺れやすくなります。まずは慌てずに、専門家にも相談しましょう。親の大切な財産をしっかり受け継ぐために、これらのNG行動を知らずにやってしまうことのないよう、よく理解しておきましょう。


監修者:石坂貴史

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証券会社IFA、2級FP技能士、AFP、マネーシップス運営代表者。1,000件以上の金融関連の記事制作、校正・監修を手掛けています。金融、経済、不動産、保険、相続分野が専門。お金の運用やライフプランの相談において、ポートフォリオ理論と行動経済学を基盤にサポートいたします。

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