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「今までやってきた習慣を見直せる年代」家事応援家が提案するらくうまごはんのヒント

  • 2025.7.1

50代からは、今まで当たり前にやっていた家事のあれこれを見直すタイミング、と本多理恵子さん。
とくに料理まわりの視点でお話を伺いました。

お話を伺ったのは・・・
料理応援家
本多理恵子さん
手ぶらで参加できる料理教室「お気軽料理サロン」を主宰し簡単な家庭料理が好評。著書に『料理が苦痛だ』(自由国民社)など

これからも健康に暮らすために家事を見直す好機

「朝目覚めると、その日のタスクを考えます」と本多理恵子さん。
そして〝今日も大変な1日だ〟と気づくと、途端に心に余裕がなくなるそうです。
 
「こういうときに、自分がどこにしんどさを感じているのかを洗い出してみるんです。料理で言えば、野菜を切る面倒さ、調理手順の手間、調味の加減など……。そして、その手間が本当に必要なのか、省くことはできるのかを考えていきます」
 
たとえば、なんとなくしている野菜の下茹でや包丁を使った下処理などは、実は省いてもいいものも。
家事のベテランとも言える年代だからこそ俯瞰でき、ちょっとした工夫で工程を減らすこと
ができるのです。
 
また、子どもから手が離れ、家族のスタイルが変わったら、やることとやらないことを整理する良いタイミング、とも。
 
「料理を子ども中心ではなく、自分のために作ることが増えますが、これが結構おっくうになって大変。ただ、手は抜きたいけれど、すべてにおいて『タイパ』をめざすわけではありません。そのまま続けること、やらなくてもいいことを整理して、自分にとって快適な家事になれば、心にも時間にも余裕が生まれます」

食材の保存は大雑把にもできる

買ってすぐに使わない食材はジッパー付きポリ袋に入れて冷凍保存。
「薄切り肉、油揚げ、しらすは我が家の定番ですが、切ったりせずにそのまま袋へ。油揚げなどは、凍ったまま必要なぶんを手で割って使っています。包丁もまな板も不要で洗い物が減り、時短にもなりますよ」

油揚げや薄切り肉、しらすは平らにして冷凍。
油揚げは割った断面の部分に煮汁などがしみこんで、おいしさがアップする利点も。

好きな家事はあえて手間省きしない

1年前に今の家に引っ越し、食洗器を手放したという本多さん。
「無心で洗いものをしているときに頭の中が整理されたり、シンク内がどんどんきれいになっていくのを見ると達成感があって、洗い物の時間は好きなんです。だから食洗機はあきらめてもいいかなと思って」

コンロは1日の最後に必ずきれいに。
丸めたラップにクレンザーをつけて円を描きながら掃除をしてすっきり。「IHコンロは掃除もしやすくらくちんです」

買い物は「毎日」から「3日に1回」に

「買う量も少なくなってきたので、毎日買い物をしなくても問題なかった」と本多さん。
引っ越しをしたら、スーパーが遠くなったということもあり、毎日行っていた買い物も3日1回に。
「何か足りないなというときも自宅にある食材でなんとかなりますし、このペースで十分だということに気づきました」。
買い物の時間が浮いたことで、自分時間も増えたそう。

毎日の食事作りの〝おっくうさ〟を払拭する工夫

自家製調味料を常備して「いつもの味」を簡単に

食事作りで意外とストレスを感じていたのが味付け。材料の計量も面倒に思うことも。そこで、いつでも自分好みの味に決まる手作り調味料を常備。

「しょうゆ、酒、みりんを各同量で混ぜるだけの『一発調味料』は、いろんな和食に使えて便利。最近のマイブームは手作りコチュジャン。

アレンジもきくので、これがあれば、料理が苦になりません」

「一発調味料」で和食の味迷子から解放

ひじき、きんぴらなどはこの一発調味料で簡単に完成。
好みで七味唐辛子をかけてもおいしい。肉じゃがやおでんなどの煮物にはオイスターソースをプラスすると味わい深くなります。

【作り方】
しょうゆ、酒、みりんを同量ずつ混ぜる。

アレンジ力抜群の手作りコチュジャンがマイブーム

チャーハンや麻婆豆腐の味付けに。
「実は乳製品との相性が抜群で、豆乳や牛乳、生クリームで伸ばしてパスタソースにしてもおいしいし、バターとともにパンに塗っても意外な味わいに」

材料[ 作りやすい分量 ]

〔A〕
水 … 200 mL
塩 … 大さじ1
きび砂糖 … 175 g

味噌(米麹・中甘口) … 250 g
粉唐辛子 … 55 g
酒、酢 … 各大さじ1

作り方

1. 鍋にAを入れて中火にかけて溶かす。

2. 味噌を入れて溶かし、粉唐辛子を入れて混ぜる。

3. 隙間を開けてふたをし、弱火で15 分ほど、時々混ぜながら加熱して火を止め、酒、酢を加えて混ぜる。

コチュジャンアレンジ 1 麻婆豆腐

材料[ 2人分 ]

しょうが(みじん切り) … 小さじ2
豚ひき肉 … 80 g
ごま油 … 小さじ2
ニラ(粗みじん切り) … 5 本分
セロリ(粗みじん切り) … 1/4本分
トマト(粗みじん切り) … 1/2個分
絹豆腐 … 300 g
片栗粉 … 大さじ1
水 … 大さじ1

〔A〕
水 … 150 mL
コチュジャン … 大さじ1 .5
ウェイパー … 小さじ1(または中華だしの素小さじ2)
豆板醤 … 小さじ1
しょうゆ … 小さじ1
塩、こしょう … 各適量

作り方

1. フライパンにごま油、しょうが、豚ひき肉を入れ中火で加熱し、ひき肉の色が変わったらニラ、セロリ、トマトを入れ軽く炒める

2. 1 にAを加え全体に火が通ったらさいの目切りした豆腐を加え、水で溶いた片栗粉を入れてとろみをつける。

コチュジャンアレンジ 2 ドレッシング2種

コチュジャンドレッシング

【作り方】
ごま油・酢・コチュジャン各大さじ1、はちみつ・しょうゆ・白いりごま各小さじ1を混ぜる。サラダのドレッシングなどに。

コチュジャンマヨ

【作り方】
コチュジャンとマヨネーズを同量ずつ混ぜる。野菜スティックなどに添えて。

コチュジャンアレンジ 3 焼きおにぎり

材料[ 1個分 ]
ごはん … 100 g
コチュジャン … 小さじ2
ごま油 … 小さじ2
塩 … ひとつまみ

作り方
1. ボウルにごはん、コチュジャン、ごま油小さじ1と塩を入れて全体を混ぜ、おにぎりを作る。

2. フライパンにごま油小さじ1を薄く引いて1を置き、中火で両面に焼き色がつくまで焼く。


撮影/安彦幸枝 文/峯澤美絵
 
大人のおしゃれ手帖2025年6月号より抜粋
※画像・文章の無断転載はご遠慮ください

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